愛を知らない悪魔と愛に飢える彼女の、崩壊していく関係…
『この愛は、異端 2巻』森山 絵凪(著)ヤングアニマルコミックス(白泉社)
【あらすじ】
そのまま快楽に溺れてーー私に心を委ねろ
淑乃が悪魔ベリアルと交わした契約、それは
一つの願いと引き換えに一つの対価を支払う事。
やがて淑乃への独占欲から次第に対価がエスカレートしていく。
そのベリアルのもとへ、ある日サタンが現れる。
その目的は一体? そして最後に警告を残していく。
「あの子に情など移すなよ」
(裏表紙より引用)
【みどころ】
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「目的は牽制か…」
ベリアルの居る日本へ、上司のサタンと後輩のセーレがやってきた
淑乃も含めて食事をし、談笑し、遊びに来たのかと思いきや、
きっちり魂を回収しろ との警告。
ベリアルが淑乃と長く密に過ごしている事から、
彼ら堕天使の中には、
ベリアルは、
「労力をかけたぶん、あの魂の絶望こそ甘美」と答えるが果たして
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「…。」
ベリアルの天使バージョン!
表紙の中世的な天使のようなイラストはベリアルだったのね。
黒くて醜悪な見た目の方はあえて化けてああなっているんだとか。
天使の見た目から悪魔姿に人間姿にと変幻自在すぎるし魔力めちゃ
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「一人でできるから…」
淑乃の大学の友達のあいりちゃんちも父子家庭。
あいりちゃんはお父さんに冷たいけど、育ててもらった恩を感じて
そんな友達に影響を受けてか…自らの甘えん坊ぶりに気付いてきた
ベリアルもまた、
助けを借りようとせずに頑張る姿にベリアルも焦りを感じるが、
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「私と叔父の事?」
淑乃に近づく旭を遠ざけるべく、
ついにそれが淑乃にも知れてしまう…。
旭は本気で、叔父(ベリアル)
1巻から読んでいて淑乃は旭に惹かれていると思っていたけど、
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「私は……」
旭にキスを許してしまった淑乃。
影から見ていたベリアルは、「近づいた罰」
それなら、貞操を捧げるので彼を殺さないで欲しい
と“お願い”をする。
(ひとつの願いにひとつの肉体的対価)
必死になる淑乃に、
貞操を捧げることではなく淑乃が彼に近付かないという宣言で締結
一度めは心、二度目は体を拒否された淑乃は、彼を、
想いは一緒である筈なのに通じ合えない二人。
家族のいない淑乃は、
「愛されたい・本物の家族が欲しい」と強く渇望するがゆえ、
ベリアルを愛しているからこそ、これ以上一緒には居られない…と
貞操と魂を捧げるのでこの関係を終わらせたいと提案する。
この先も一緒に居られると思っていたのか、
彼のリアクションは?
というところで2巻は終了。
かつてないほど人間くさいなベリアル…笑
【感想】
ついに淑乃の本心が明らかに!!
ベリアルも、上司であるサタンに釘を刺されるくらい、
「人として生きて、人として死ぬ」と望んでいる淑乃の願いをベリ
ずっと一緒にいたいという気持ちはお互いに通じ合っている筈なの
3巻が早く読みたいです笑
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