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新生児とドキドキの生活がスタート!夫婦の幸せは、いつも遅れてやってくる

『セブンティウイザン 2巻』タイム 涼介(著)BUNCH COMICS(新潮社)

【あらすじ】

幸せはいつも、遅れてやってくる。

定年退職を迎えた江月朝一(65才)と

妻、夕子(70才)は超高齢出産を経て、

超高齢子育てをすることに。

まさかの事態に二人はてんやわんや。

これから二人はどんな困難に立ち向かい、

どんな幸せにめぐり合うのだろうか。

各メディアで話題沸騰!

笑えて泣ける子育て漫画、待望の第2巻!

(2巻裏表紙より引用)

☆これまでのあらすじ

定年退職を迎えた、朝一と妻の夕子。

65歳と70歳の老夫婦は、穏やかな老後を迎えるはずが、妻の妊娠によって超高齢育児をすることに!

あまりにリアルで切ない子育て漫画。

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【みどころ】

タイム 涼介:セブンティウイザン 2巻(新潮社)

『愛されていたことを思い出すために』

帝王切開で、予定通りに出産をした妻の夕子さん。

寝る暇もなく、体をしっかり休める暇もなく、

愛娘のみらいちゃんのお世話に明け暮れていく。

体重が減って心配して、

母乳がでなくて不安になって、

でもそんな彼女の不安を、夫の朝一さんがいつもユーモラスにフォローしてくれる。

みらいちゃんの存在が、二人の絆を一層強くしていく日々。

自慢のカメラでみらいちゃんが成長していくさまを、

夕子さんがお世話をするさまをしっかり収める朝一さん。

親が子どもの成長を振り返る・楽しむために見するだけのものではなく…

『愛されていたことを思い出すためにこそ撮る』

という朝一さんの持論は、我が子を愛する親なら共通する思いなのかも。

いつかこの写真に触れるとき、親の愛情にも触れて欲しい。

そんな二人の気持ち、よく分かるなぁ。

私が手元に残している画像も映像も、そんな想いで撮ったものばかりです(∩´∀`)∩♪

タイム 涼介:セブンティウイザン 2巻(新潮社)

『これは紛れもなく幸せ…重々わかっていても疲れと不安が孤独を感じさせる』

みらいちゃんと夕子さんが退院して一週間、

トイレとお風呂以外片時も目を離さない夕子さんに代わって、

育児に専念できるように…と、買い物や外出が必要な仕事を積極的に引き受ける朝一さん。

頼る家族も、里帰り出来る実家も当然ない二人は、力を合わせて初めての育児に奮闘するが…

カンフル剤であるおやつが無かったり、育児日記の記録が甘い朝一さんに、段々とイライラと募らせていく夕子さん。

そんな彼女の姿に、買い物を頼む朝一さん。

良かれと思ってしていた行動が、かえって夕子さんを追い詰める結果になったんじゃないかと悟ったことで、夕子さんを外出&買い物でリフレッシュさせる。

初めての育児だと、何が正解で何が適切かなんて全く分からない。

誰かに指摘されるまで、自分が頑張り過ぎてしまっているという自覚も持ちづらかったりもします。

一生懸命になるほどにイライラして&疲弊する感じ、凄く分かるなぁ。

だからこそ、ちょっと外に出るとか本やドラマや好きなものに触れるとか、美容室で整えてもらうとか、少しの変化で、心も『また頑張れそう』って大きく変わったりするんですよね。

この感じ、とっても懐かしい笑

タイム 涼介:セブンティウイザン 2巻(新潮社)

『みんなこの子の未来の姿に見えちゃって…』

新生児訪問の日!

江月家にやってきた、自治体の職員、豊子さん。

マニュアルどおりの質問やアンケートなどに答えつつ…

年を重ねたからこそのコミュニケーション能力で、豊子さんのパーソナルな情報も共有する二人。

高校生と中学生の親だという豊子さん、共働きの夫はあまり家事が得意でないそうなので、土日を含めて家族のために、毎日必死で頑張っているという。

そんな彼女を、ちゃんと眠れているのか、健康診断は受けているのか心配する夕子さん笑

『どんな年齢の女性を見ても、自分の娘の未来の姿に思える』

という気持ちは、男の子のお母さんも抱く感情だろうか?

目の前の豊子さんに対して寄せる感情も、みらいちゃんへの想いとそう遠くはないはず。

親になったこそ抱く感情、視点。

両親と喧嘩別れしたままだという豊子さんに、少しでもコンタクトを取るようすすめる夕子さん。

何があっても、お互いを思い合う親子の絆は絶対に切れない、はず(`・ω・´)

タイム 涼介:セブンティウイザン 2巻(新潮社)

『本当にっ 本当に元気だよ』

新生児訪問を終えた豊子さん。

ひと仕事終えての帰路…

恐らく15年ぶりくらいの、母との通話をする。

生活に追われて時間が無かったと、江月家の二人には説明していたけど、

本当は家を飛び出して自分の人生を築いてきた後ろめたさから向き合えずにいた。

江月家のパワーが豊子さんを後押ししたのか、思い切って架けてみた電話は他愛もない会話。

だけど、今の自分が必死で生きているからこそ、必死で育ててきてくれた母の気持ちがようやく受け入れられる時期にきたのかもしれない。

喧嘩をしていても、

泣いているときも、

怒っているときも、

何があってもいつも心配してくれて、

深い愛情を持っているのが、母親というものなのかも。

タイム 涼介:セブンティウイザン 2巻(新潮社)

『あなたの人生はあなたのもの』

2巻後半に分かる、夕子さんが朝一さんと出会うまでの生い立ち。

貿易商の仕事をしていた実家は、裕福だがとても厳しく、家族の立場は祖父と父が常に取り仕切っていた。

美しく穏やかな夕子さんの母は、そんな環境でいつも誠実に接してくれていた。

戦争という悲惨で不条理な出来事を重く受け止め、沢山の人の命のおかげで今の自分がある…と言い聞かせるような人だった。

親族の男たちは横暴で傲慢、子ども心ながらに男性が好きでなかった夕子さんが、年頃になって出会った相手。

その恋人と駆け落ちしたことで、家を勘当されてしまう。

母を苦しめたことを心から詫びる夕子さんだが…

お母さんは昔から変わらず、夕子さんが自由に生きることを尊重し、その存在を深く愛していた。

大変なことと不幸は一緒じゃない。

辛くても胸を張って生きておいで。

いつも気丈な言葉を掛けてくれた誠実なお母さん。

程なくして朝一さんと出逢い…今に至るという。

色んなことがあったけれど、『産んでもらって良かった』と振り返る夕子さん。

親の愛情をしっかり受け取ったからこそ、次の世代へ渡す自信があるのかも知れない。

【感想】

間が空いてしまいましたが、ようやく2巻!

みらいちゃんの可愛さと、両親の奮闘ぶりに癒されます(∩´∀`)∩♪

自分の経験と重なるところが物凄くあるので、出産から2年たって読むとすごく懐かしい笑

70代両親の育児なんて現実味ないのに、親と子の関係、夫婦で思っていることなど、とにかくリアリティで構成されているので共感しやすいんですよね。

これが本当にファンタジーに振り切っていたら、それはそれで楽しめそうですが、

設定がファンタジーなのにお話がリアルだから受け入れやすいんでしょうね。

幸せなのにどこか物悲しくなるのは、

命の儚さを身をもって体感するからでしょうか?

新生児の時期に同じことを感じました。

家族が増えて幸せなのに、誰か一人が欠けたらあっという間に崩れ去ってしまいそうな脆さも同時に持っているような気がしました。

高齢ではあるけれど、胆力がある二人なので、この先も様々な困難に立ち向かってくれそうです。

すぐ3巻が読みたくなりましたし、【終活編】での新作も出ているようなので、チェックしたいと思います!

今日もお読みいただきありがとうございました。

既刊リンク

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