散らかる原因はどこにある?―人生が変わる!片付け&掃除術 部屋は自分の心を映す鏡でした。

2017-11-05

『部屋は自分の心を映す鏡でした。』伊藤 勇司(著)日本文芸社

 

【概略】

部屋は自分自身

片付けとは自分を知る作業です!

さぁ、散らかった部屋も、心の悩みもどんどん片付けましょう!

(カバーそでより引用)

 

 

部屋は自分の心を映す鏡でした。:読み方

部屋は自分の心を映す鏡でした、の、読み方と見どころを以下に解説していきますね。

この本を読むまで私は、部屋が散らかる原因について考えた事も無いことに気付かされました…

伊藤勇司さんスゴイ!!

 

 

PART1 最強タッグ極まる「片付け」と「心理術」の組み合わせ

 

どう部屋を片付けるか?、どういう部屋にしたいか?というテーマの本はごまんとあると思いますが、

「なぜ、片付けられないのか?」

「どうして捨てられないのか?」

という汚部屋の原因(=部屋が荒れる心理)に着目する本は珍しいなと感じたのが最初の印象でした。

 

引用元:人生が変わる!片付け&掃除術 部屋は自分の心を映す鏡でした。

『みんなキラキラしてるなぁ…』

 

身の回りのこと、というか人生そのものが上手くいかない主人公・ケイコ(33)営業事務が、

もう神頼みしかない!」とパワースポット巡りをするツアーに参加し、悩みは違えど迷える女子たちに出会い意気投合。

 

でもやっぱり悩みは解決しない、、

ということで今度は、インドへ自分探しの旅(?)に出る手前で、

【空間心理カウンセラー】著者・伊藤勇司さんが登場し、主人公とその仲間たちの部屋と人生を見つめ直していきます。

 

“空間心理カウンセラー”を始める前は、引越し屋で働きながら心理学を学んでいたという著者の伊藤勇司さん。

ある時立て続けに請け負った離婚家庭の引っ越しで、各家庭の惨憺たる状況に動揺…

しかし、帰宅した自分の部屋も同じくらい荒れていることに愕然とします。

 

心理学も学んでいるのになぜ豊かにもなれずこの様な事になってしまうのか…?

引用元:人生が変わる!片付け&掃除術 部屋は自分の心を映す鏡でした。

 

と疑問を持ち、それから自分の心の状態・クセを見つめ、片付けを行い、今の活動に至ったそうです。

 

 

PART2  悩みのありかは部屋にあり!

引用元:人生が変わる!片付け&掃除術 部屋は自分の心を映す鏡でした。

 

それぞれ立場も悩みも違う登場人物が、4人いるのはこの本の面白くありがたいところ。

女性の人生はライフステージによって悩みがかなり異なるので、この手の本を読んでも自分に当て嵌まりにくいと内容も響きづらいと感じていた私には、とても嬉しかったです。

 

第1章から第6章まであり、悩み別に読むことが出来ます。

第1章は片付ける上での3ステップを紹介し、2~6章が実践編となっているので、気になるところから読めるけどまずは第1章を読んでから他の章へいく流れが良さそうです。

 

☆第1章

  • 3ステップで片付けの極意をマスター
  • 片付ける前にその心がまえを頭に入れる

 

☆各章

  • 片付け実践編
  • 実践ワークで思考チェンジ

 

引用元:人生が変わる!片付け&掃除術 部屋は自分の心を映す鏡でした。

 

引用元:人生が変わる!片付け&掃除術 部屋は自分の心を映す鏡でした。

 

どの章も具体的に、

人生のどの部分が上手くいかなくなると=部屋がどうなるのか?

が分かって面白いです。

 

たとえば、

やりたいこと探しに夢中にな人は今の自分や現状に目を向けずに“もっと素敵な自分”を夢見てしまい

足りないという気持ちがモノを呼び部屋を汚す

痩せたいのに痩せられない人はモノを大切に扱っていない心理が潜んでいる

自分自身も大切にできていない人が多い

妥協しやすい、焦りや不安といったストレスも抱えがち

言いたいことが言えないのは自分の価値観、ペースが定まっていない

相手のペースに翻弄されがち

片付けや掃除をする気力も無くなり雑然としてしまう

 

言い換えれば、部屋のどこを良くすれば=人生がどう上手くいくのか?

と言えるわけですね。新鮮な着眼点が凄く面白い(∩´∀`)∩♪

 

 

引用元:人生が変わる!片付け&掃除術 部屋は自分の心を映す鏡でした。

 

ちなみに私はどの章を読んでもグサッとくるぐらい落ち着きのない人生を送っているので、順当に読みました…笑

 

 

PART3 部屋は裏切らない、向き合う勇気を

 

☆自分を見つめる勇気を持つこと

☆該当箇所のテコ入れをすること

これらが人生を上手く回すコツかも知れません。

 

悩みに効く処方箋という感じで、これをやれば上手くいくのかな…と希望持ちたくなる言葉がいっぱい。

掃除は日常的にやっていましたが、この本を読んで行うと本当に心のクセが分かって面白かったです。

 

「なんでこれを買ったんだっけ?」

「使い切れないほど同じモノがある…」

「自信が無いから手に入れたけど持て余す→けど手放せない」

 

など、過去にしてきたことがそのまま部屋のあり様に反映されているので、心苦しい場面も多かったですが…。

気持ちも部屋も間違いなく変わるのは確かなので、ちょっとでも部屋を片付けたい、人生行き詰まってる…と言う方には是非読んでもらいたいです。

 

 

PART4 おまけ

 

“部屋が綺麗でも上手くいかないことがある”

と、掃除本にあるまじき(?)テーマも載っているので興味深かったです。

意外とこのタイプの人も多そう…という感じ、本に興味はあるけど部屋のあり方には特に困ってないかな~という人はこのコラムを読んでいただきたいです。

 

 

部屋は自分の心を映す鏡でした。:感想

イラストを担当した松永清美さんが大好きで、表紙のイラストですぐに気づき内容も面白かったので購入に至りました。

 

読み始めは、心のクセが部屋を形作るなんて…???

と思っていましたが、心当たりがあり過ぎて読み終える頃にはもう

部屋と向き合い綺麗に整える=人生そのものが上手く回り出すと思って間違い無いんだろうなと。

 

7000人と数多の部屋とそこに住む人と出会ってきた著者だからこそ言える説得力は確実にあると感じます、心理テスト以上に当たってる…(  ˙༥˙  )

人生を好転させたい!とお望みの方へ必読の一冊です。

今日もお読みいただきありがとうございました!

 

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