夫婦のターニングポイント? 人を愛するって難しくておもしろい
『ラララ3巻』金田一蓮十郎(著)ヤングガンガンコミックス(スクウェア・エニックス)
【あらすじ】
入籍からスタートした奇妙な夫婦生活もはや半年ーー。
美人で外科医の高スペック嫁・石村亜衣の心に近付きたいと思う
“元リーマン”専業主夫・桐島士郎は、主婦仲間の誘惑や
石村を想うイケメン医師の横槍にも負けず、想いを貫くが、
嫁・石村からの思ってもない言葉にーー
夫婦生活はまさかの大展開に…!?
(裏表紙より引用)
【みどころ】
「……今日は みなさんの旦那さんのいいところが知りたいな~なんて……」
前巻で知り合った、近所の主婦仲間3人衆笑
ウチ一人にアヤシイお誘いを受けるも、見事にかわす桐島!
そもそも、
集まって家族、パートナーの愚痴を言う
↓
スッキリしているようで、
↓
それって良いこと?
と疑問を持ったことで、この会の雰囲気を変えてしまう(`・ω・
会社で雑務をこなすよりも難易度の高い折衝スキルというか…
ダメリーマン設定がゆらぐ笑
「桐島……誕生日おめでとう」
菊池www好きwww
金田一作品の特徴だと思うんですが、こういうお互いに、
桐島の結婚生活の愚痴やピンチに向き合ってきた友達思いな菊池。
綺麗事を言ったりめちゃくちゃいい奴って設定では無いんですが、
リアリティあるキャラクターが出てくるところもこの作品は好きだ
25歳の誕生日を迎える桐島ですが、
石村さんの行動は桐島の予想を上回る結果になります( ˊ̱˂˃ˋ̱ )!
「石村さんには両想いが成立しないんだ」
またヤヤコシイことを…!(´;ω;`)
“変わり者だという自覚があるからこそ、
だから、
“好きになった人を幸せには出来ないから、
これもひとつの愛だよなぁ
愛し合って結ばれたあと、「釣った魚に餌をやらない」とか、
「言ってることとやってる事が違う」ともめる事はあります。
記念日を忘れるとか、体型が大きく変わるとか、etc…
自分が出来ること以上の人間に見せて好かれる気をまるで持ってい
人に対して、ある種の誠実な態度とも言える。
1巻から、もう少し可愛げや歩み寄りを持っても…と思ったことも
自分にだってそう言うものはあります。
「時が経てば気持ちは変わってしまう」
半年一緒に暮らして、紆余曲折を経て歩み寄る二人。
だからこそ…石村さんの中で桐島の存在が大きくなってきたゆえに
離婚の話題が出てくる。
桐島を思うゆえに、このおかしなきっかけでスタートした結婚生活
お互いにお互いのことが分かってきたからこそ向き合える問題。
最初は衝突から別れを選ぼうともした二人だけど、
桐島の答えは………?
「生き方まで他人に合わせる必要はないと思うわ」
社会で生きていく上である程度の協調性は大事としながらも、
このページのセリフ好きだなぁ
夫婦のあり方は親子より友達より難しいかも知れない
真剣に考える桐島に、
どうあるべきかは当事者だけが決めればいい
人の生き方にどうこう言わない
大事な要素ですよね( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
3巻は、
元カノがまた悪女で…!
【感想】
夫婦のあり方についてとことん掘り下げた3巻だったので、
石村さんの考えがここで初めて知れたのが嬉しくもありハラハラも
何気ないけど、夫婦にしても友人にしても、
少し回りくどい展開が入ってるかなと感じなくもないんですが…
楽しくもあり考えさせられるラララ、
3巻ラストはかなり修羅場なんだけど、
既刊リンク
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません