“知っている”というだけであなたは自由。楽に生きる実践的心理学!
『マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編』 ゆうきゆう(原作)ソウ(作画)ヤングキング・コミックス(少年画報社)
【概略】
人生の嘘
大切なのは自己満足
課題の分離
優越コンプレックス
全ての悩みは人間関係
原因論ではなく目的論
不幸のアピール
他者信頼と他者貢献と自己受容
性格ではなくライフスタイル
メンタルのすべてを笑いながら学べる!
(裏表紙より引用)
【みどころ】
マンガで分かる心療内科シリーズ アドラー心理学編!
現実より少し(?)イケメンになったアドラーが、
PART1 アドラー心理学へようこそ!
“「人間の幸せとは何か?」
「人は何のために生きているのか?」
などといった壮大なテーマから、
「キズついた過去とどう向かい合う?」
「人間関係を最大限にうまく進める方法とは?」
という身近なテーマまで、すべてにたいしての「答え」が含まれている心理学です。
どうぞゆっくり楽しんでくださいね。”
(本文p21より引用)
この本を読むまで知らなかった“アドラー心理学”。
「嫌われる勇気」などで有名になりましたよね。この本も同時期に出ていて、
気になることはマンガや子供向け書籍など出来るだけ容易な媒体で
一番初めのテーマでも取り扱っていますが、一番響いた、
トラウマなんか存在しない という解釈
世間的にはかなりよく耳にするトラウマ…そんなバカな???
何かを原因として動き出す人、動き出さない人
ひとつの出来事をおのおの自由に解釈している時点で、
☆例として、
•親が学費を出してくれなかったので大学に行けなかった
⑴親は酷い。一生責めてやる
⑵親は大変だったんだな…働いて孝行しよう!
全く同じ出来事でも、考え方によって原因に対しての意味が変わっ
アドラー心理学ではこのように、起こってしまった原因(
とても現実的で前向き。
いくら原因が分かったところで、
そして、もし仮にその原因が無くなったとしても、
そういうものらしい( ˊ̱˂˃ˋ̱ )そういう人間だったからすごくよくわかる
あらゆることの原因が人格や人生を作るんじゃないかと常々思って
PART2 嘘や言い訳を切り捨て!自分と向き合おう
“子供には『怒りで言うことをきかせたい』
先生には『しとやかな母親に見られたい』
それぞれ『目的』による使い分けがあるわけで
人間が感情に支配されているならこんなコトできません”
(本文p27より引用)
「怒りたくないのに怒ってしまう…」
人は怒りたいから怒る
理由は理由にならず!
好きな人と居て幸せ絶頂の時に、
宝クジ当たった日に、
怒る、泣く、
ぶつけられた側なら、「怒り」や「悲しみ」
ぶつけた側なら「自分は今怒りたいと思ってる」「
日常的に起こる人間関係のトラブルにとても当てはまり使える心理
“『劣等感』そのものは悪いコトではありません
でもそこから目を逸らすと『劣等コンプレックス』になり
今の3つの行動などで本人の気持ちも周囲との関係も悪化してしまいます”
(本文p45より引用)
劣等感を感じるたびに、「なんてダメ人間なんだ」
アドラーいわく、
劣等感があるから頑張れる
だから恥なくていい
不完全さから目をそらしてはいけない
と説いています(`・ω・´)なんて心強い…
だけど要注意なのは、
劣等感を行動で解消することをあきらめゆがんだ心になること
↓
劣等コンプレックスを抱くことだそうです。
劣等感が強すぎてギスギスしてしまう気持ち、分かります。
しかしそれでひねくれたり、
そっちの方が、劣等感をただ感じているよりもずっと問題。
だから、向き合う勇気を持つ。
ダメなりに頑張る。
それでしか道は拓けない!
PART3 アドラーが一番伝えたいこと
“
逆に自分の居場所がないと感じることこそが人にとっての最大の不 幸
よって大切なのは『他の人の役に立っている』という自己満足感を抱くことなのです!”
(本文p90より引用)
『全ての悩みは人間関係』と言い切っているように、
- 自分自身の感情の向き合い方
- 人との関わり方
- 幸福について
とことん追及、答えを模索するアドラー心理学。
その姿勢には人を、人生を愛する温かささえ感じます。
自己満足でいい、嫌われてもいい
自分が信じる道を生きること
コミックの終盤に差し掛かってアドラー自身に起きた不幸や、
それは是非本書で。
トラウマに苦しむ人、
人も自分も幸せになる方法を知りたい人、
おすすめです!(`・ω・´)
【感想】
“マンガで分かる心療内科”シリーズ、アドラー心理学編は、「
この著者のシリーズは、
ですが、
- 嫌われても気にしなくていい
- ほとんどの悩みは人間関係
- トラウマなど存在しない
などなど、
ちょっとギャグ要素が強いのでダラダラ書かれている感じは否めな
心理学が気にはなってるけど書籍から読むのは抵抗が…
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