【ネタバレ】モラトリアム期を満喫するちえと、アイドルデビューを果たすまみりこ
[no_toc]
『あれから1年がたち、私は進学で東京に来た。』
まなみと離れたいと思って見つけた居場所、人間関係。
そのどれもが虚構だったと分かり、元鞘というか、まあもとの関係に戻ったちえまみ。
わたしたちはずーっとこのまんま…と思いきや、
高3の夏、
『やっぱ悔しいから東京行って有名になるね！』
『ばいばーい』
というメッセージと共に忽然と姿を消したまなみ。
えっまなみ中卒？
『月美は意外とおしゃべりで、毒舌だった。』
卒業から一年が経ち、ちえも東京の美容師専門学校へ進学。
まなみからの連絡は一切なく、こちらからアクションを起こしても不通状態。
東京にいるのなら、どこかでばったり会えるかも…？と淡い期待を抱いていたけれど、人の多さにその望みも打ち砕かれ、孤独な日々を送っていた。
そんな時、同じ学校で出来た初めての友だち、成島月美。
スタイリスト(のたまごたち)のオシャレさに圧倒されていたちえは、同じ匂い(ダサい)月美にシンパシーを感じて即効意気投合！
ダサめで大人しい見た目の月美だけれど、噂話やSNSでの話題チェックに余念がないおしゃべりな女の子。
おまけに毒舌w
『どっちでもいいわ！お前らの生活に興味も憧れもねぇよ。』
おしゃべりで毒舌で、授業嫌いな月美。
進級テストも不合格で、成績の良い(なりの努力をしている)リア充に嫉妬を感じている様子…。
再試験も不合格だったらしく、ちえからすればなんで専門通ってる？状態の月美笑
『月美といると本当ラク。』
魅力もヤル気もない月美と一緒に居ると、刺激を受けることも成長を受けることもないけれどとことん楽で、とことん堕落していくちえ。
心のどこかでずっとまなみを追い求めていたちえにとって、月美の持つ負のオーラというか焦らない相手っていうのはやっぱり楽ちんなんだろうね。