音がもたらす幸福感、人より耳がイイ女子のゆるまったりな日常♪
『タカコさん 1巻』 新久 千映(著) ゼノンコミックス(徳間書店)
【あらすじ】
今日もひとりが好きだけど、
たまにモヤモヤするんだよね☆
そんな時タカコさんは窓を開けてみる。
人より秀でたコトではないけれど、
人より少し幸せが聞こえてくる。
そんな女の子の今日とか明日とかこれからとか♪
(1巻裏表紙より引用)
【みどころ】
『サインは 息づかいにまぎれてるの』
人より少し【耳がいい】(耳の聴こえが良い)という、主人公のタカコさん。
年齢は不明?で、飲食店で働いているようで、
- 声の小さいお客さんの注文に気付いたり
- 注文が通っているか不安になっているお客さんの気持ちに気付いたり
得意の聴力を仕事にも活かしていて凄い!
そして隣近所の生活リズムや声も把握してる彼女に、
おっとりしているし、周りの音に耳を傾けてばっかりだと疲れない?
と案じる友人のヒロさんだけど、
『息づかいにまぎれるサインに気付くと、自分がひとりじゃないって思える』
と、他人の生活音やリズムに、むしろ癒されている様子のタカコさん笑
人が居る方が落ち着くとかってなんとなく分かるかも!
カフェの雑音も読書には最適だし♪
『ぎゅっとつぶして食べるのが好き』
職場で聴こえてきた、『トパー』という不思議な音に振り返ると、
定食のお味噌汁をご飯にかける男の子の姿が笑
【外ではやりづらい食事のマナー】
についてタカコさんは、トーストでなんでも挟んで潰して食べるのが好き
らしい(∩´∀`)∩
お行儀良くないから人前ではしづらいこと、でも実際みんな好きなこと、あるある笑
これについて友人のヒロさんは、タカコさんの好みには関心を示さないながらも、
『カレーとご飯をしっかり混ぜて食べるのが好き(外では絶対できないけど)』
と、趣味は違っていても受け入れてくれる優しい友達(`・ω・´)
私はちなみに、紅茶好きの祖父の影響で、スジャータ(コーヒーフレッシュとかです)を注いだあとに容器ごと紅茶に浸したりしてました。
最近はコーヒーフレッシュ自体使っていませんが!
『絞りに絞ったドライブコース』
秋晴れの休日、ヒロさんの愛車でドライブにきた二人♪
古民家カフェで石窯ピザを食べて、リーンなパンを買って帰るんだ(∩´∀`)∩
と、下調べに下調べを重ねて、楽しみにしていたけれど、探せども探せども目当てのお店が出てくる様子はない、、、!
ワカコ酒同様、やはりご飯が美味しそう!
『今日は”自分で探し当てた感”あるね!』
道をよく確認していなかったので迷ってしまい、無駄足の影響からかお店も満席に(;´・ω・)
落ち込むタカコさんを勇気づけたいヒロさんはそこから車を走らせ、良さそうなブドウ園、良さそうなカフェを見つけることに成功!
よーく調べることって確実で効率的だけど、
自分の勘を信じて思い切って飛び込むことも大切かも(`・ω・´)
”見つける喜び”も、高評価のお店に行くことくらい楽しいかも知れない♪(∩´∀`)∩
まったりした日常、いかがですか?
【感想】
ワカコ酒でおなじみの新久先生の、【耳が人よりよく聴こえる女子】の日常漫画ですが、発売当初は何となく敬遠していました。
ワカコ酒は大好きなんですが…。
コミックアプリだと無料だし…と手を出してみたら、タカコさんのゆるまったりな日常に見事ハマりました!
とにかく癒される笑
ぼんやりしているように見えて色々考えているし独自の価値観を持つタカコさんの視点は、つい悪意や疑念を抱きがちな日常の過ごし方を戒めてくれるようにも感じました。
物の見方が歪んでしまう時は自分の方がおかしいと思っている私ですが、タカコさんのように、ゆとりを持って生きられたらなぁと思います。
今日もお読みいただきありがとうございました!
そろそろ夏も終わりでしょうか?
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