暮らしと人生の整え方~堅実な老い仕度の手引き
『あした死んでもいい暮らしかた』ごんおばちゃま(著) 興陽館
【概略】
(中略)つまり死ぬことではなく、生き方論だと私は考えます。
死はずーっと先にあると考え、「まだ大丈夫」「
(中略)気が向いたページから読んでみてください。
一つ一つは簡単なことばかりですが、
どう暮らしていけばいいのか、あなたが迷ったときの参考に、
(はじめにより引用)
【みどころ】
PART1:身辺整理と頑張らない片付け
大事なことは自分に必要なモノの絶対数を把握すること、
そしてそこまで減らすことです。
厳選したモノを大切に使い、使い切る生活ができてくると、モノによる悩みどころか自分の生き方まですっかり変わってること に気づくことになるでしょう。
(本文P.63より引用)
1章、2章は身辺整理と日々の片付けについて。
「ものを大事にする」
使わずにしまいこむ=大事にする×
とことん使い切る=大事にする◯
大事なモノほど前者の、
生活に必要なもの、そしてそれの数を把握し、最後まで使い切る
そこまでして初めて「大事にできた」と言えるのかも知れません。
厳選し側に置いたモノたちをこまめに掃除し丁寧に扱う→長持ちす
というサイクルにも入れるのだとか、
そういえば、母方の祖母が後生大事に使っていたナショナル(Pa
祖父母はかなり物を大事にするタイプで、
遊びに行くたびにおこづかいを沢山もらって、
私たちは「自分のことは自分でするのよ」
と子供を育ててきました。
親の教えを守ってきた子供たちに私たちの面倒をかけるのは、その教えに反しています(笑)
(中略)子供たちの手をできるだけ煩わせないためにも、動けるうちに片付けを始めましょう。
それが私たちのできる最後の「子孝行」ではないでしょうか。
(本文P.99より引用)
「子孝行」という言葉があるなんて!
著者の造語でしょうか?
後に残される子孫へ尽くす礼儀という印象がして一目で気に入った
確かに遺品整理は労力も資金も掛かりとても大変だと聞くし、
子どものみならず配偶者や愛する家族など、
外で一日気を使い帰って来る子供たちや夫のおいちゃんは、
疲れきっています。 どんなにきれいに掃除していても片づけていても、 家族の目には留まらない。それが現実です。
みんな自分のことで精一杯なのです。
それを寂しいと思わないことです。家族に依存しないことです。
(本文P.120より引用)
自分のやっている事を認めて欲しいと思うあまり、
著者は更に、
「自分の人生だから誰かの評価はいらない。
と続けています。
家族に依存しないって難しいけれど大切なことですよね。
親も子どもも夫婦間も、
自分の頑張りが家族に影響するとも、
愛する家族の日々の暮らしを支え、且つ納得して生きること。
これが互いを苦しめないコツかも知れません。
PART2:整う暮らしのルール
毎日の生活で大切なこと、それは、
せめて今できることを一つでも二つでも必ずやり遂げることです。
例えば、「今日は市役所に行って頼まれた用事を済ます」、
あるいは、「今日は美容室に行って髪を切る」、
また、「洗濯槽がどうも臭うので掃除をしよう」。
そんなことをきちっとやっていく。
(本文P.145より引用)
3章、4章は暮らしの整え方と食事について。
人生で最高に燻っていた時期があるのですが、
どんどんだらしなく、
何に対してもやる気がなく人との約束も守れなかったので、
未だに、用事に対して面倒くさいな…というのが顔を出す瞬間があ
約束を守る、
PART3:人生を楽しみながら運営する
「買おう」と思っていたものを手作りした場合、
買うはずの金額を貯金するのが幸せ貯金です。
クリーニングに出そうと思っていたものを家で洗濯した場合のクリーニング代も幸せ貯金です。
(中略)この貯金は、わくわくして幸せになることに使います。
(本文P.190より引用)
5章、6章はお金と時間の使い方について。
先に貯蓄に回すのは先取り貯金、
著者いわく、家電が壊れた時や、
確かにしたいこと、
自分の生活で幸せ貯金できそうなこと…と考えたら、
買わずに済み、かつ愛着も湧きそうです。
そうして集めたお金で家族でどこかへ行ったり、
幸せ貯金とは貯めたお金を使う時のみならず活動している時さえワ
家族が一緒にいられるのはそんなに長いことではありません。
私は実家を二十四歳で出ました。
ということは、たった二十四年間しか親と一緒にいなかったということになります 。
育てた子供はいつしか家を出ていきます。家にいる間は家族みんなで支え合って楽しく暮らしたいものです
(本文P.212より引用)
生後4ヶ月の子どもを育てていますが、
とても大変な時期だと感じつつも、
その為に夫婦(両親である私たち)はどうあるべきか、
あまり考えたくないけれど、
【感想】
よく行く本屋さんで、
タイトルから自分にはまだ早いかなと思いつつも読み進めていくと
手に取った頃は妊娠していて、
片付けが生き方にも反映されることはこの本を読むまではそこまで
「老い支度」
逆転の発想で、どういう老後を送りたいか、
私は少なくとも、
そこから起算して、今なにが出来るか?
タイトルに引っ張られ過ぎず、片付けたい・
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