結婚生活も一周年、夫婦に訪れる変化とは…!―ラララ 6巻
『ラララ 6巻』金田一蓮十郎(著)ヤングガンガンコミックス(スクウェア・エニックス)
【あらすじ】
近所の放置子だった三宅くんの意識を変えた桐島くんと石村さん。
お弁当作りや夏休みの旅行、宿題の手伝いなどで、関わりを深める日々。
しかし、三宅くんの父親が突然出て行ってしまい…!?
夫婦ふたりは、この事態をどう考える…?
(6巻裏表紙より引用)
【みどころ】
ラララもついに6巻!
相変わらず他の金田一作品と比べて若干ページが厚く、セリフも多い笑
ファンにとっては嬉しい限りです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶!
6巻の特徴は、
桐島夫婦のお互いへの思いやり、気遣いなどラブラブが徐々に高まり…それによって安定感がハンパない
いや、夫婦生活(性交渉)はまだ無いので夫婦の絆としてはいま一歩なのは確かなんですが…でもね…
イチャイチャする事が好きな桐島、友人の菊池(褐色肌の関西弁)に相談したら、
「仕事が出来ても年上でも恋愛経験は未熟だから、お前にとって何が大事か教えてやれ!」
のひと言で桐島が歩み寄り、それにまた歩みよる石村さん。
今までの石村さんならスキンシップやイチャイチャの価値を分かろうとせず一蹴していたところを、ちゃんと聞き入れ改善に努める…
かなり理想的な夫婦像なんじゃ?
自分にとっては大事ではない事だけど、相手の為なら努力する
って綺麗な愛情の形ですよね。
- 買い物に付き合ってくれる
- スポーツ観戦の趣味はないけど好きな人の為に付き合う
- 食べるのが好きなパートナーの為に料理の腕を磨く
などなど…本当はそれについてあんまり得意ではないんだけれど、相手がそれで喜ぶなら自分も嬉しい類の愛情や行動が大好きです!
健気で尊いですよね…!(語彙力)
そうやって桐島と、三宅くんと関わっていく中で如実に変わっていく石村さん。
三宅くんの夏の思い出作りのために、みんなで雑賀先生(石村さんの勤め先の同僚 大金持ち イケメン 石村さんが大好き)の別荘へ
夜に二人っきりになりまた猛アタックをされるのかと思いきや、ようやく決着がつく様子。
素敵な人だったけれど、出会った頃よりもっと素敵になった
それは、その人と関わっている人の影響であることは認めざるを得ない
見た目だけじゃなく中身もいい男…!
このお話を読んだ時、そんな風に人を見たことなかったなーと思いました。
出会った人が素敵だったら、その人の親、親族、友人、大切な人など、同じくらい素敵な人に囲まれていたのかも知れない。
人は人といて、より磨かれ魅力的になるんだろうなぁ。
愛される女性は美しい
誰かを愛している女性はもっと美しい
容姿について評価されることの多い石村さんですが、内面も褒められそれが外面にも現れ更に美しく、充実した人生を送れてきているのかもと読み取れました!
好きな人が美しく、幸せに生きているならそれで良いのかも知れないと思える雑賀先生。
桐島相手には強烈な対抗心を燃やしていましたが、好きな人の幸福を喜ぶこの人は、こんなに心が綺麗だったんだなぁと切なくなる回でした。
別荘から帰ってきて…三宅くんはまだまだ夏休み中!
石村さんのお休みの日は勉強を教えてもらったり、みんなでお昼ごはんのそうめんを食べたり。
仲が良くてほっこりするなぁ╰(*´︶`*)╯♡
石村さんのふにゃ顔!
「なんでもない日が楽しかった」って良いですよね♫
大好きな人たちがみんな健康で仲がよければ、それ以上のことはないなーって思います。
一番平凡だけど一番贅沢な時間な気がする。
だけど三宅くんのお父さんに異変が…
より良い幸せ、より良い手段を考えたお父さんなりの行動。
いい子で遠慮がちな三宅くんには歪んで伝わってしまう。
その時、桐島夫婦の選択は…?
というところで6巻は終わり。
今巻は恋が終わったり三宅くんの分岐点に差し掛かったりと切なくグッとくる展開が多かったので何度も何度も読みました。
【感想】
“結婚から始まる奇想天外ラブストーリー”も4年目、6巻が出ました。
1巻を買ったころはまだ書店員だったので、新刊に胸を躍らせたことを思い出し懐かしく思います笑
前巻、5巻の41話で登場した近所の三宅くんが、こんな形で桐島夫婦と関わることになるとは!と驚いた巻でした。
この奇想天外なお話作りは今後どんな形で進んでいくんだろう、毎度、早く続刊が気になるのでした。
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