整理整頓でできた隙間や余裕に、本当の自分を見つける物語♫

2018-07-22

『ダメな自分を認めたら 部屋がキレイになりました』わたなべぽん(著)コミックエッセイ(KADOKAWA)

【概略】

生まれてこのかた、ホコリだらけの部屋に住み続けてきた著者・わたなべぽん。

一念発起して片付けを決心するものの、ものが多すぎて部屋がまったくキレイにならない!

そして

「使ってないのに、持っているだけでなんとなく安心」

なものにあふれている我が家に茫然…。

でもそんな自分に向き合いながら、思い切って捨てることを続けていたら

新しい人生が目の前に!?

体を張ってお届けする、実録お片付けコミックエッセイです。

 

【みどころ】

PART1 散らかる原因とは?

「まるでダメな自分を守るための鎧のように思えたのでした」

 

汚部屋あるあるによるとぽんさん(と旦那さんの二人暮らし)の家では、

  • あちこちに小銭が落ちてる
  • 漫画の同じ巻が何冊かある
  • 捨て方が分からなくて放置しているものがある
  • 洗い物が溜まって面倒で外食
  • 部屋の中に蜘蛛の巣がはった
  • ベッドでも手足が伸ばせない
  • etc…

という汚部屋っぷり!Σ(-᷅_-᷄๑)

 

これはなかなかのレベルなんじゃ…笑

ある時友人らと行った台湾旅行で、みんなの荷物が自分と比べて少ない事に愕然…

よくよく突き詰めると、「使うか分からないけど 持っているだけで安心するもの」

が沢山あることに気づく。

みんなみたいに、「確実に使うもの」だけにすれば片付くってこと??

と、少しずつ散らかる原因に気づき始めます・:*+.\(( °ω° ))/.:+

 

「自分の欠点を忘れるために ものを買ってるみたいじゃない?」

 

モノをため込む=持っていると安心=“努力しているデキる自分”

と思っていた事に更に気づくぽんさん。

 

モノだけ買って、安心して、本当は出来ない自分を見ないふりが出来るから、捨てられなくて片付かなかった経験、

私にもあったのでよーーーーーーーーーーーーーく分かります…。

 

英会話の分厚い本とか買って安心して、結局見ずに売却とか、、

買うと『情報を得るために行動している』気になるから、安心するんですよね。

本当は自分がそんな買っただけで即行動に移せるような人間でないと理解しているのに、不安だからやってしまうというか…_(:3 」∠)_

 

PART2 “見栄”という鎧を脱ぎ捨てて

「ステキなものこそ 普段使いに!」

 

割ったり、無くしたら悲しいから…と、安いもので済ませていたぽんさん。

普段使いって、確かにそういう危険性(?)があるので、良いものこそお客様用にとか考えがちですよね。

そもそもお客様がくる機会が多くなかったら自分でステキなものを使ってしまい、そこそこのモノ・妥協しているモノは処分するのが、物が溢れないコツかも知れません。

このページを読んで、結婚祝いに貰ったまましまいこんでいたTiffanyのグラスを出しました笑

良いものを普段使いすると、生活の満足度まで上がるのでおススメです!

しまい混んでいたものこそ表舞台に出しましょう・:*+.\(( °ω° ))/.:+

 

「今使ってるもの”が収納できなくて」

 

これもあるある!笑

【収納】を本当の意味でというか、ガチの使い方(?)をすると開けないっていう…_(:3 」∠)_

「普段使いしないもの」をしまいこんで、

「日常使いするもの」の行き場がないので散らかる…

 

ぽんさんの汚部屋の真理(もとい心理)がここで解明されました!

 

キッチンについてのストーリーですが、洗面所でも衣類関係でも大体コレが原因だということが分かってきます…。

 

PART3 迷いの、その先

「使ってないものに占領されている部屋に 毎月家賃払っているのが 一番もったいないよね」

 

増えすぎてしまった趣味のモノ…

片付けたいけど、、そもそもモノを捨てるのってエネルギー要りますよね。

なんでかって、

  • それを手に入れた時のこと
  • かかった金額
  • 思い入れ

などなど、【ただのモノ】ではなく、関わったからには何かしらのエピソードがありますもんね。

 

モノと別れるということは、そういうエピソードに対しても自分なりの決別や対処をしなきゃいけないわけで…。

私はそれ、とても苦手ですΣ(-᷅_-᷄๑)

 

そんな時に効きそうなぽんさんの旦那さんの、

『なかなか捨てられないようなものにだって 家賃を払っている』

 

は、かなり効きます…(´;ω;`)

 

モノを捨ててしまうのはもったいないかも知れないが、

それを所持し続けて、そのスペースを守るためにお金を払い続けている価値についても考えるのは、荒療治で良いかも知れません笑

 

迷いが吹っ切れたぽんさん、

片付けをしていくうちに、3つのルールが定まっていきます。

  1. コレクションはキレイにとってあったものだけ残す
  2. 「これのおかげで人生変わった!」と思えるものを残す
  3. 決めた場所に置けるだけ残す

本当に大事なものは、意外と多くないかも知れないし、その場所が荒れない程度に残すのが良いのかも!

 

最後のページには、【汚部屋脱出大作戦】という片付けのコツ

綺麗になった、ぽんさんの実際のお部屋も見ることが出来ます(`・ω・´)

 

大掃除前に一度、お片付けしませんか???

 

【感想】

「スリム美人~」シリーズのわたなべぽんさんのお掃除本♫

可愛い絵と気づきが好きで、作品が出ているとついつい買ってしまいます!

「長いことしまいこんでいるモノがある」

「大事だからこそ使わない」

「かといって今使っているモノが凄く好きかと言うと妥協もある」

などなど、思い当たる節が沢山…笑

 

モノの管理・把握が出来ていないのに、次から次へと欲しいモノが減らないのも分かります…。

部屋の居心地が良くないから外出しがちで、

出先で見たモノが欲しくなったりして、

また部屋にモノが溢れていく…。

私は洋服でよくやっていました。

服は沢山あるのに、着たい服、好きな服がない、見つからない悪循環で…。

だから時々出かけられなくなったり、またむやみに買ってしまったりと、

その最中にはいつも不安が付きまとっていた気がします。

 

ぽんさんのように【不安な気持ち】が根元にあると、自分の行動を直視出来なかったりコントロール出来なかったりするんですよね。

そんな自分をまた責めたりするんですが、ぽんさんは気づきと実戦で自分をいい方向に持っていける人なので、本当は凄く出来る人だったりして…。

自分と似たところを見つけて安心するような、真似出来るのか不安になったりします笑

 

「スリム美人~」はまだ記事化していないので、近いうちに書きます!

スリム美人シリーズだけでも3冊あるし、内容も濃いので、こちらも是非読んで欲しいです!

 

 

 

既刊リンク

わたなべぽん

もっともっと人生を、深く掘り下げてみよう!新しい自分に向き合う時♬

生活習慣をマネるだけ!『綺麗な人』には美しさをキープするコツがあった♫

 

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