ほがらかに、前向きになれる癒し4コマ―スキップするように生きていきたい
『スキップするように生きていきたい』こやま こいこ(著)MF comic essay(KADOKAWA)
【あらすじ】
心はつねに「ご機嫌で」生きていきたいものですね。
山椒ぴりこは、5歳の娘、こつぶと、出版社営業勤務の夫、しびれさんとの3人家族。
のんびりうっかり屋のぴりこのことが心配なのか、天国のおばあちゃんがいつも空からするどく観察しています。
とくになんということもないけど、かけがえのない平和な毎日。
ちょっと悲しいことがあっても、まるで「スキップするように」人生をできるだけご機嫌に生きていきたい。
そんなぴりこの日々を、ていねいなタッチでじっくり描きます。
(この本の情報 より引用)
ママ向けまとめはこちら↓
【みどころ】
普通の日も特別に
パート主婦のぴりこさんと、娘のこつぶちゃん、5歳。
幼稚園での帰り道、おやつの相談をする二人が可愛い笑
ただの(?)ヨーグルトとバナナも、特別なコップに入れてトッピングを増やせばたちまちパフェに!
こういう発想大事にしていきたいなぁ
そして、子どもにトッピングを任せると少ないか偏ってるのあるある笑
のんびりしたお母さんと、天真爛漫な子ども、食いしん坊な旦那さんのゆるゆる3人暮らし(*‘ω‘ *)♪
お楽しみ餃子
ぴりこさんの癒し時間、それは、友だちをお家に呼んでご飯を作ること。
外食も刺激的で楽しいけれど、家で気の合う仲間と美味しい物を食べるのが今は好きみたい。
3人でメニューを決めて材料を持ち寄り、作って食べておしゃべり。
それぞれ立場も境遇も異なるけれど、美味しい物とこういうゆったりした時間が好きっていうのは一緒みたい。
とっても羨ましい関係性…(`・ω・´)
ゆかさん
健康に気を使っているゆかさん。
小さな出版社で働き、密かな楽しみは通勤電車で聴く落語w
仕事の疲れとストレスは料理で発散するタイプ。
恋人はいるけれど、適度な距離を保ち一人の時間を謳歌しているしっかり者。
ひとコマでは、『ちょっとやそっとじゃ傷つかない様に 心強く過ごしてる』と描かれている。
ちょっとやそっとじゃ傷つかない様になりたい…。
きよえさん
料理上手なきよえさん。
歯医者さんで受付の仕事をしている二児の母。
一人ご飯の時間も、みんなで過ごす時間も好きな人。
中2の息子と小3の息子、だいたいいつも上の空な旦那さんとの4人暮らし。
家族との会話が少ないこと、下の子の登校状況に不安があることが目下の悩み…
だけど、せめて得意の料理で家族を支える優しいお母さん。
雨の日のお昼ごはん
パン屋さんのパートがお休みなぴりこさん。
洗濯ものだらけの部屋を脱出して、お昼ご飯探しに出発!
目当てのお店は定休日、貸し切りと不発だったけれど、いつものお店で一休み。
毎日バタバタするけれど
ちゃんと座ってお茶を飲むことができたら
また頑張れる気が するのよね
というおばあちゃんのセリフが素敵。
美味しいご飯、わずかなゆったり時間って、子どもを持った今だと本当に貴重。
その時間に少しでもボーっとできたら、また頑張る活力が湧いてくるってあるある(エネルギー切れも速いけど笑)
友だちと旬のおやつを作ったり、
パート先のパンを買っておやつにしたり、
しんどい日のご飯を工夫したり、
夜にバナナケーキを作って旦那さんと楽しんだり、
ご飯の描写が多めで、ゆったり流れる空気が心地よい。
なんてことのない日常を描くのが本当に上手。
嬉しい瞬間も、そうでない瞬間も、色々あるけどやっぱり人生は愛おしい…
そう思わせてくれる漫画。
【感想】
一冊だけしか出ていないのが本当に残念!
とっても癒されるのに…(癒されるという感想ばかりになってしまう)。
絵が丁寧で可愛くて、”日常のこんな瞬間、幸せだよなぁ”ということに気付かせてくれる素晴らしい作品です。
家族との交流も、友だちとの交流の描写も大好き。
日々色々あるからこそ、元気なこと、好きなことができることがとても尊いことに感じる。
癒されて、前向きになれる漫画。とってもおススメです!
今日もお読みいただき、ありがとうございました(*‘ω‘ *)♡
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