死ぬ死ぬ詐欺で恋人の関心を集めたJKの、回避しがたい悲劇…ー裏アカ破滅記念日13巻
『裏アカ破滅記念日 13巻』 桜井 美也(著)フラワーコミックス(小学館)
【あらすじ】
彼氏に突然フラれたJKの姫子。
裏アカで『死にたい』とつぶやいたら、みんなが心配してくれた!!
彼氏にも『別れたら死ぬ』と言ったらヨリも戻せた!!
なんだ、かまってちゃんって最高じゃん?
しかし、調子に乗って”死ぬ死ぬ詐欺”を続ける姫子の運命の歯車が少しずつ狂いだし…!?
(この本の情報 より引用)
【みどころ】
『嫌われるのが怖いから面倒なことは言えない』
姫子は、同じクラスの陸生と付き合ってるJK。
恋人なのに本音をハッキリ言えない性格のため、意に沿わないことでも飲み込むタイプ。
心の内は裏アカにそっと呟くことで、彼氏との不満をやり過ごしていた。
『死にたいって言ったら リプめっちゃ来てる…!!』
本音を呟いた裏アカでは誰からも相手にされずつまらない思いをしていたところ、陸生からの突然のお別れ宣言!
姫子の何かが合わなかったのか最近の冷たい態度には薄々勘付いていたけれど、それが別れにまで発展すると思っていなかった姫子は、動揺のあまり
『死にたい!』
と裏アカで呟いてしまう。
いつもは誰からも相手にされないアカウントだけど、”死にたい”と言ったことでまわりから心配されたことに味を占め…
『別れたら死ぬ』
陸生本人にも『死んでやる』と言い、別れないで済むように仕向けてしまう。
いい子でいてもフラれたけれど、面倒なかまってちゃんになったことで自分の思い通りに出来たことを喜ぶ姫子。
陸生はめっちゃ嫌そうだけど…( ;∀;)
『リプめっちゃ来てる』
”死にたい”と言ってから恋人とヨリを戻し、裏アカを放置してた姫子。
久々に覗いて見るとそこには、姫子のつぶやきを心配する声と共に送られる、誰かからのリストカット画像。
姫子が死ぬ死ぬ言ったことで、本当に死にたい子を引き寄せてしまった模様…(>_<)
『もう付き合いきれない 別れる』
死にたい気持ちが嘘な姫子にとってリスカまでは出来ないことから、そのリプライも画像も、アカウントさえも放置。
それよりも、会いたい時に会ってくれない陸生の心を強引に引き寄せるためにも、軽々しく『会ってくれなきゃ死ぬ』と連発していくうちに、
『本当は死ぬ気とかないだろ!!』
と、心労が溜まった陸生から再びのお別れを告げられてしまう!
当然…( ;∀;)
彼氏に死ぬ死ぬ詐欺がバレてしまうのと同時に、姫子がそんな方法で人の心を操っていたことが友だちにもバレ、周囲からは距離を置かれてしまう事態に…。
『一緒に死のう』
そんな時に声をかけてきたのは、夏でも長袖でリスカ跡が凄いと噂されるクラスメイトの古川さん。
姫子の裏アカをずっと見守り、リスカ画像を送ったのも彼女。
姫子が本気で死にたいと思っていたことから、、、
彼女と一緒に…
うーん久々のBADEND!!
姫ちゃん…( ;∀;)
【感想】
姫子からしてみれば軽い気持ちだったんだけど、その思いや言葉を受け取る方はいつも本気だったんですよね…。
友人関係や恋人のこと、10代のころの悩みってどれもが深刻に感じられたので、引き留めたい気持ちでまわりを心配させる行動まで取ってしまう姫子の気持ちは分からんでもないです( ;∀;)
普通に付き合っている状態でちょっとどうなのかなーって思われていた陸生に対し、死ぬと言って心配させて、結果、より嫌われてしまうの、もう少し考えれば分かっただろうなぁ感はありますが…笑
作中では強引に会いに来させて、親の居ない隙にエッチとかまでしちゃう姫子なんですが、陸生からしてみればトラウマものですよねΣ(゚Д゚)
死ぬ死ぬ詐欺を繰り返す子との恋愛ってこんなもん…?(;´・ω・)
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