生きる目的を見出せない男と最愛の妹を失った姉の、形式上の恋愛ー春の呪い 1巻
『春の呪い 1巻』小西 明日翔 (著) IDコミックス ZERO-SUMコミックス(一迅社)
春の呪い 1巻:あらすじ
妹の思い出を辿るため、
夏美は『妹と二人で行った場所にわたしを連れていってほしい』
愛する妹を奪った男と二人、
巡る季節がはじまりーーー…。
(裏表紙より引用)
春の呪い 2巻はこちらから
春の呪い 1巻:みどころ
「その人の目的は簡単に言うと見合いだった」
立花家の二人姉妹、夏美と春に突如やってきた見合い話。
二人の実の父親の血筋と、
女性の家系の血を絶やさぬ様に、どちらかの女の子を嫁にというこ
それが彼女たちと、柊 冬吾(ひいらぎとうご)、訪ねてきた女性、
「春のためならなんでもできた」
両親の不仲により母親は出て行き、
妹である春の不安をぬぐい去るように行動してきた姉・
しかし見合い話により現れた男、柊 冬吾に、妹は奪われてしまい殺意すら抱く夏美。
「
妹の婚約者と付き合うのは罪悪感があるものの、
それは、大好きだった妹の思い出をめぐるため、
『妹と行った場所に自分も連れて行って欲しい』
と冬吾にお願いす
これが二人の交際の条件。
「実際はその女の姉を無意識に探っていた」
春と冬吾が交際して2年、発覚する春の病気。
入院生活を送る春の見舞いにやってくる冬吾、
春や夏美はそれに気づいているのかいないのか、
「じゃあ今から一緒に行ってみます?」
思わずデートに誘ってしまう夏美(`・ω・´)!
夏祭りに行ったことがないと言う冬吾。
春ともデートで行った事がないらしい。
それならばと閃いた夏美は、冬吾をお祭りに誘ってしまう。
二人が交際している条件は、「春と思い出の地を巡るため」。
”思い出の地”以外のデートはいわば条件外の行動であったりルール違
条件を出した夏美自身がそのことに気付いていないので、
でも本当は、春と行った場所がそもそも多くないのと、
春と冬吾の交際期間は2年。
デートした場所も尽きてきた時、夏美と冬吾の関係はーー?
というところで1巻終了。
薄々感じていた冬吾の思い、夏美はどう向き合う…?
春の呪い 1巻:感想
絵と雰囲気が暗いなぁというのが第一印象でした。
それでもネットの広告で度々表示され、気になって気になって…つ
人が死んでいることや歪な関係性から、
それをうまく言い表す力がないのでもどかしいのですが、
好きな人はとても好きでしょう。
死人の春、春を愛した夏美、
お読みいただき、ありがとうございました。
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