一難去らずにまた一難!罪が危機を次々呼び寄せる緊迫感に、手汗が…!
『マイホームヒーロー 2巻』山川 直輝(原著)朝基 まさし(著)ヤンマガKCスペシャル(講談社)
【あらすじ】
推理小説好きのしがない会社員・鳥栖哲雄は、
愛する一人娘の零花を守るため、娘の彼氏・麻取延人を殺した。
延人が所属する半グレ集団から疑われる中、
妻の歌仙とともに、家族を守る終わりなき戦いが幕を開けるーー。
限界突破の危機的状況を前に、夫婦は諦めない!
(裏表紙より引用)
【みどころ】
「緩やかに腐臭が強まりつつある…」
木曜日に、零花の彼氏、延人を殺した哲雄の日常は変わった。
犯行現場である娘の部屋に、彼女が戻るのは4日後の金曜日。
月曜日の仕事終わりに部屋に寄っては腐臭の処理Σ(-᷅_-᷄๑
このシーンのお陰で、臭いのつく理由、
貼り付けた新聞紙の見出しから、
どう殺すか→どう隠すか→どうバレないようにするか
と、段々と思考が変わっていっています。
「そう ナイフだ」
帰宅時に拉致される哲雄と、
延人が見つからないことで焦った組織が二人に急接近…!
この作戦のリーダーである恭一、
「……どっちだ……!?」
拉致された哲雄に、暴行しながら詰問する恭一。
自らの置かれた状況を想像しつつ、
こんな目に遭ったらパニックにならない自信がないくらい怖いし、
自分の言ったこと、周りとのやりとりを思い出しつつ、
理不尽な暴力の中で必死に模索する。。
「二人で金曜までに延人さんの行方を見つけましょう!」
組織に目をつけられ生き残る正解を見出せない哲雄
延人が生きている証拠を上に出せず、八方塞がりの恭一
なら、表向き正解(延人は生きている)という嘘(
一見荒唐無稽と思えるこの共闘作戦に、
突破口になるか、より窮地に立たされるのか…?
「それを…延人さんから聞いたんですか?」
これはキツい(´;ω;`)
娘を持つ親にとって、
うちも娘がいるので…
恭一との共同戦線にて、延人のオンナ(キャバクラ嬢)
哲雄の記憶力と話術が凄くて、短時間で相手が心を開いてしまう…
しかしこの店に足を踏み入れた事で、
少なくともしがないサラリーマンの経験することじゃない…
哲雄の罪は、更なる暴力の世界へ、
あっという間に死んでしまうんじゃないかと思えるスリリングな展
【感想】
2巻を買うまでだいぶ日が開いてしまったので、1巻を読み直しな
やっぱりこの漫画面白い!
展開が怖いけど、リアルな人物描写も魅力のひとつってくらい、
哲雄サイドが主軸かつ主人公なのでつい肩入れして読んでしまいま
誰しも自分たち、愛する人が助かりたいと思うものですが、
自分たちが死ぬか相手を殺すしかなかったのか、今は分からない。
作中で、「暴力(ちから)が強いヤツが正しい」
それぞれが味付けをしているだけで大前提一緒で、
この家族、組織はどうなってしまうのか…3巻を早く読みたい!
既刊リンク
併せて読みたい記事
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません