結婚後に育む愛、どうなる事やらと思っていたけどなんだか羨ましいぞ笑

2018-04-30

『ラララ2巻』金田一蓮十郎(著)ヤングガンガンコミックス(スクウェア・エニックス

【あらすじ】

紙切れ一枚で始まった

ワケあり結婚生活だけど、

好きになってしまった嫁の心に

もっと近付きたい! 入籍3ヶ月の

“元ゆとリーマン”奮闘記!!

 

嫁が女医!

専業主夫にも

そろそろ慣れた頃⁉︎

(2巻裏表紙より引用)

 

【みどころ】

2巻の表紙、1巻と比べて急にカワイイーっ笑

桐島が焼いた、カラフルで美味しそうなパンケーキを石村さんが食べてる♫・:*+.\(( °ω° ))/.:+

 

「損害賠償を請求しに行くんだ」

逆転の発想(?)で石村さんと離婚しないと決めた桐島。

好きになっちゃったし、もっと彼女のことを知りたい…と踏み込んだ結果、サクッと修羅場に参戦

 

義理の母親のために戦う石村さんに、ついていくと決めた桐島は見ていてなんだかカッコいい

リストラに至った理由も、言われるままに仕事やっていただけで…きちんと頑張ってこなかったからじゃないか?と自己分析に至り、いつか離婚や終わりがくるとしても、今の職場である家庭、主夫を全うする!と決意していきます。

 

酔った勢いでほいほい婚姻届にサインしちゃうような迂闊な若造だが 悪いやつじゃない」

石村さんヒドイ笑

 

「むしろもっとよく見せろよ」

義母さんとの問題のあとは夫婦の問題

1巻をお読みの方は分かると思いますが石村さん、裸族です笑

これもまた、“彼女を理解するため(という名の、他人の全裸を居住空間で常に目にする異常事態を味わってもらう為の作戦)”同じく裸で対抗!

桐島の発想にめちゃくちゃ笑いました笑

そして失敗笑

裸族は他人には直せません…w

 

夫婦や家族の、一緒にいる相手の理解できない行動…でも、一度目線を合わせて同じことしてみるって斬新でいいかも!?

もし自分が石村さんの立場だったら、その姿勢が嬉しい気がする

 

夫婦だからといって配偶者が我が物のように言うことを聞いてくれるなんて思わんことだな」

家に学生時代の友人を呼びたい(意訳:超美人の石村さんが俺の嫁と自慢したい)桐島、石村さんに諭されてシュン_(┐「ε:)_

夫婦といえど嫌な事はイヤ

マイペースともワガママとも取れるかも知れないけど、自分の価値観を細部までしっかり分かってもらうのは、お互いの為にも避けられないプロセスですよね。

少なくとも婚姻関係を続ける意志があるなら、の話だけど。

この作品は顛末上離婚するルートも孕んでいるのに、婚姻契約、夫婦の在り方、他人に対する意思疎通の方法など結婚を建設的に捉えているエピソードが多くて参考になるし面白いんですよね。

石村さんのこの発言は彼女のマイペースさを表しているのと同時に、世の既婚者に向けて、相手には自分の意見を伝え対等に関わることと、パートナーとの関わり方を印象づけているような気もします。

2巻の中で断トツに好きなセリフです・:*+.\(( °ω° ))/.:+

 

「なんだかデメリットが大いにありそうな気がするんだが」

主夫業も本腰をいれると仕事に近いものだと実感する日々、“仕事仲間”である主夫/主婦友がひょんなことから3人出来るのですが、これがまたくせ者が紛れてて一波乱…

作品冒頭で「主夫業をまっとうする!」と意気込んでいた桐島だけど、石村さんに不満があったり今後が不安なわけではない。。

そんな心の隙間に一人の主婦の言葉が響いてしまう…

 

どうなる桐島夫婦!?

不穏な空気で2巻は終了(`・ω・´)

 

【感想】

ページ・内容ともに相変わらずボリューミーで、二人がどういう人間か分かってきたり、状況が少しずつ動き始めている巻でした。

離婚を匂わせてはいても、やっぱり何だかんだ円満なんじゃ?という期待を砕かれることもしばしばあるので、あんまり安心して読めない作品です笑

実際の人間関係もそうですよね。

自分のことばかり考えていたり、相手を知る・尊重する努力を怠ると簡単に心は離れていったり。

そういう、相手を大切に扱う重要性を感じさせてくれるところがラララ大好きです。

どうなる3巻!!!!

 

 

既刊リンク

金田一蓮十郎

出会ったその日に入籍!美人女医×ゆとリーマンの奇想天外ラブコメーラララ 1巻

夫婦のターニングポイント? 人を愛するって難しくておもしろい