愛情の深い男性と、気持ちに素直な女性の相思相愛ラブがやはり最&高!
『すべて愛のしわざ 2巻』もんでんあきこ(著)MIU 恋愛MAX COMICS(秋田書店)
【あらすじ】
「僕とセックスしてみますか?」
「だって僕 上手ですから」
誰とも関係を持たずに一生ひとり。それでいいと思っていた。
そんな時に出会った地元代議士の男性秘書。
見た目も中身も超ハイスペックな男に口説かれて…?
ハイスペック男性秘書との恋の続編、
男に支配されるのが好きなドM経理OLの恋、
仕事もセックスも百戦錬磨の社長との恋、計4編収録。
(この本の情報 より引用)
【みどころ】
不感症の女
「【不感症女】のレッテルを貼られてからというもの」
曽根 光希は、不動産屋で働く、自称不感症女子。
自称しているが、元々は交際した相手に言われた言葉。
不感症なんだと思ってからは、人生から恋愛の要素が消えてなくなった。
しかし誰かと深い仲になることに興味は無かったし、求められずともそれでいいと思っていた。
『そうだ桂さん』
商店街の夏祭りで知り合ったのは、地元代議士の秘書を勤める桂さん。
地元のために尽くすという(職業上の)理念が一致した二人は、おぼろげながらもお互いの存在をこの時すでに意識していたのかも。
程なくして桂さんがお願いしてきたのは、【先生(代議士)が女性と密会するのに都合の良い部屋】を借りること。
女癖の良くない先生に対して、私生活と政治家としての資質を切り離して評価している様子の桂さん、気持ちよく仕事ができるならそういった面のお世話も厭わないという。
『僕としてみて感じなければ あなたは正真正銘不感症です』
バイタリティー溢れるということは=セックス大好きということ…?
と、思いを巡らせ思い出される、光希の初体験の苦い思い出。
告白されて付き合った相手とのベットでの体験はあまりに苦く切なく、それ以来性に関する情報を一切遮断している。
これからセックスなんて一生しないと決めたあの日から、誰のどんな話題もどうてもいいと思ってきたけれど…。
身近でスキャンダルがあると思うと足が向いてしまう笑
紹介した物件の傍を通ると、道端を歩く議員の愛人と思しき女性…かと思いきやハニートラップだったことが分かり、急いで桂さんに連絡する光希。
スキャンダルを事前に潰せたことで、ディナーをご馳走になり…そして桂さんから突然の告白を受けてしまう。
自分が不感症であることを告白する光希に、引き下がる様子のない桂さん(`・ω・´)
『だって僕 上手ですから』
なんでも信じやすく素直な光希の気質を見抜いてか、プラスの意味での暗示をかける桂さん。
【上手な相手】とすれば、自分が不感症でないと分かるのかも…?
自分に自信は無かったけれど、桂さんに対し心を開いて関係を持つ二人。
信じられないほど乱れ、体を委ねた光希。
自分のどこを気に入ったんだろう?
と、ハイスペックな彼に対して疑問を抱いていると、女性の名前と思しき言葉を口にする桂さん…!
今度こそ、幸せな恋ができるのか…?
ダメンズメーカー
『か 金本課長…!?』
夜の街で出会ったのは、同じ会社で同じ経理課の香坂菜月と金本課長。
副業禁止&夜のお仕事ということで、直属の上司として説教する金本課長。
交際相手に泣きつかれて出来た借金返済のため(自分名義)、キャバクラ嬢として働いて返済しているという菜月。
会社の給料だけでは返済が追いつかないという事情を聞いた課長は、
時給
指名の歩合
一日平均収入
月収
…から算出し、本業に支障を出さない範囲なら目をつぶる
と約束してくれた。
男運が悪い自覚のある菜月。
告白されれば無条件で相手を好きになり一時はラブラブになるものの…
すぐに飽きられ騙され裏切られ捨てられることが多かったという。
だから今度好きになるなら、
誠実で、仕事ができて、女癖の悪くない…金本課長のような人が…
と、密かに慕っていた。
『私は課長の足かせにはなりたくないんです…!!』
副業の影響か、本業に凡ミスが多発している菜月。
集中すると仕事をさばくのが速く、手際もいいのに、なんで男のために借金作っちゃうの?
と、残業中の菜月に声をかけてくる課長。
言い寄られると断れない、相手の言うことをなんでも聞いてしまうという菜月に、自分が言い寄っても断らないのか?とアプローチをする課長(`・ω・´)
その日のうちに関係を持ってしまう二人。
ただならぬ空気を発する彼らに、鋭い先輩の森尾が菜月をつつくと、びっくりするほど自己評価が低いことが判明!
内面がややこしそうな菜月に、課長への心配もするが…。
『おまえが過去につきあった男は たまたまダメ男ばっかりだったんじゃない』
森尾に言われた言葉を気にしつつ…。
菜月と関わってから分かったのは、ダメ男とばっかり付き合ってきたんじゃなくて、
菜月が男をダメにしてきたということ。
自己評価が低い=男より自分を下に置く
必要以上に甘やかして尽くして、
増長させた結果、ダメにする、ダメ男になる…という感じらしい。
男にとって都合が良すぎる菜月の性格と行動。
男を転がしている自覚が無かった、菜月がそうなってしまった理由が切ない…!
…
不感症女の続編と、クズ社長と秘書のお話で計4本!
【感想】
間が空いてしまいました、申し訳ありません!
2巻も最高でした、、何度読んでもその感想が変わることはありえません笑
男と女というものをここまでしっかりと捉えているもんでん先生が本当に凄い。
かなり経験豊富&観察力に優れた方なんだと思います。
とっても官能的なのに感動的なのは、登場するキャラクターそれぞれに信条や愛情など確かなものを感じるからでしょうか。
今日もお読みいただきありがとうございました!
3巻(最終巻)も近いうちに。
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