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【ネタバレ有り】顔芸がスゴいSNS闇系漫画についに手を出してしまった

『ゴミ屋敷とトイプードルと私』池田ユキオ(著)ワケあり女子白書(小学館)

【あらすじ】

いつもみいんなに憧れられる存在でいたい…!

ブランドバッグにエステに素敵なレストラン、キラキラした私の毎日、今日もSNSで発信しなきゃ!

借金が400万あっても、部屋がゴミ屋敷でも、ペットが死にかけでも、34歳で彼氏がいなくても、輝いていられるはず…。

ねぇ、もっと、もっと私をカワイイって言って!

(リアル貧困女子アンソロジー「転落女子地獄」掲載作品)

(この本の情報 より引用)

【みどころ】

池田ユキオ:ゴミ屋敷とトイプードルと私(小学館)

『キラキラ女子の日々をアップする為ならーー』

トイプードル1匹30万円、

撮影用のペット衣装7千円、

高級ブランドのクッション3万円×2個。

SNS(○acebook)にキラキラした投稿を上げるために、多額のお金をつぎ込む主人公の明日香。

トイプードルのソラくん、可愛いから飼っているのではなく、自分の日常を素敵なものに演出するためのアクセサリー要員という悲しい現実。。

Twitterで話題に上がっていたので、絵のインパクトとSNS依存症というジャンルの面白さから読んだ方も多そうな本作品!

SNSが世に登場し各々の日常を切り取り、全世界の人に共有出来るようになってから、皆競い合うようにキラキラを演出…

のめり込みすぎた人は、いいね獲得の為に借金や売春(パパ活含む)でそれを維持している人も多いそうで!

池田ユキオ:ゴミ屋敷とトイプードルと私(小学館)

『あー気持ちいい~』

広告代理店、電報堂総務部に勤務する34歳OLである明日香。

かつて読者モデルをやっていた事もあり、若い頃のチヤホヤが忘れられず&自分磨きという物欲も非常に強く、

欲しいバッグや行きたいレストランのランクは落とせない」という考えから、

過去に400万の借金を作ったツワモノ。

新しいバッグや服を買ってはリボ払い、

常にネイルや髪にお金をかけては、すべてを親名義のカードで支払っている。

池田ユキオ:ゴミ屋敷とトイプードルと私(小学館)

『え…じゃあ もう働けないの?』

日常的に仲良くしている後輩・サヤとランチビュッフェに行くと、そこでカードの使用停止が判明。

現金を持っていなかった明日香は別のカードで支払いをするも、そちらも使用不可。

焦った明日香が店員に難癖をつけ始めたので、場を収めるためにサヤが支払い。

後輩の前で恥をかいた憤りから午後休を申請し急いで実家に帰宅し親を怒鳴りつけると、

そこには、

大黒柱であった父親が意識を失い転倒、狼狽する母親の姿が。

診断名はくも膜下出血

働くことはおろか、歩くことも話すこともままならないほど重度の様子。

親のそんな状態を見ても悲しむどころかお金の心配をする明日香。

“めちゃくちゃ稼いでいるのに貯金残高はいつも2万”というタイトルで、

渡辺直美さんがかつてしくじり先生で登場した回では、度重なる浪費から苦しみ、悟り、放たれた言葉、

「credit card is not magic card. 」(クレジットカードは魔法のカードではない)

というセリフが印象的でした(;’∀’)

しっかり管理すれば現金を使うより遥かにお得なクレジットカードですが、

「使った」・「お金が減った」感覚が薄れるところが危険でもありますもんね。

池田ユキオ:ゴミ屋敷とトイプードルと私(小学館)

『ーー運命、かもしれませんね。』

親が倒れたことにより途絶えた収入、

掃除や洗濯など身の回りの家事をすべて自分でやらなければならない焦りから、

せめて今の生活水準を下げまいと躍起になるあまり、

普段からセクハラまがいの声をかけてくる取引先の人に、体を売って稼ぐ作戦に。

20代前半までは何でも男の人が買ってくれて、行きたいところにも連れて行ってくれた。

結構な金額でも一晩付き合えばチャラにしてくれたというチートの経験を持つ明日香。

体を使えば大抵の願望は叶い、問題解決できていたのでそれ以外の方法が思いつかなかったんだろうね…。

池田ユキオ:ゴミ屋敷とトイプードルと私(小学館)

『いつまで自分のこと“女の子”よばわりしてんだって感じー。』

せっかく体を張って稼いだものの、自分の中での価値と市場価値(年齢や容姿)が食い違っていたためか、相手から貰えたのはホテル代別のタクシー代3000円のみ

しかも、

その様子を偶然見ていた後輩のサヤに、盗撮&ネット上に晒されてしまう羽目に!

ランチビュッフェの際に、明日香の財布に現金が全くなかったことから、

本当はまったくお金を持っていないこと、無理してキラキラ女子を演出しているんだろうと見破られてしまう。

寝た相手が多くの女子に声をかけていたこともあり、そんな相手に引っかかる明日香は職場の笑い者に…。

池田ユキオ:ゴミ屋敷とトイプードルと私(小学館)

『明日香ちゃんに使えるお金は、もう一銭も残ってないのよ…』

自分の行為がネットに流出、可愛がっていたはずのサヤに嵌められたことに気付いた明日香は、サヤの恋人である徳井を自分の魅力で略奪しようと色仕掛けで近付くも、

彼からの冷ややかな眼差し&『キモいっすよ。』のひと言で逆上、暴れ出し、クビに(;’∀’)

仕事も収入も無くなった明日香、実家の敷地内にある離れの鍵も変えられ、

完全にウシジマくんの世界の住人となった明日香チャン。

家族に泣きつこうにも、自分より先に結婚した姉に対する嫌がらせが本人にバレていたこと、

くだらない見栄、虚栄、意味不明な自分磨きで親のお金を無駄遣いしたことなどから、家族からも救いの手がない状態に…。

ちょっと転落し過ぎじゃ?と途中思ったりもしましたが、多分人徳が無くて家族以外に救いの手はなかったんでしょうね…。

落ちぶれても周りに人が居ればまだ何とかなったりするもんですが(´;ω;`)

池田ユキオ:ゴミ屋敷とトイプードルと私(小学館)

『こんなの私じゃない。』

明日香に残された生きる道、

それは、要介護となった父親の世話をすること。

もちろんカードは全て取り上げられ、姉夫婦に養ってもらっている様子。

現状の自分が受け入れられない明日香は、ネットえ拾ってきた写真をupしてはSNSの中でキラキラし続ける自分を愛している。

悲しすぎる結末。。゚(゚´ω`゚)゚。。

【感想】

ネット広告で惹かれたのが一番の理由ですが、作者の池田ユキオさん、別の作品で作画担当をしていて、当時から気になっていた&格段に上手くなった絵に惹かれて読んでみたのも何割かあります(`・ω・´)!

かわいい絵柄なのに喜怒哀楽の表情がしっかり描かれていて、この作品の主人公の性格や感情を如実に描写出来ているところも大きな魅力。

なかなかこの綺麗な絵柄であんな豊かな表情見れません笑

SNS、確かに投稿するのも閲覧するのもすごく面白いからハマっちゃうのも分かるし、実際こういう人いっぱいいるんだろうなぁ。

(GENKINGさんもその一人であったとか)

自己顕示欲が強く生活力の無い明日香。

30代で実家暮らし、親名義のカードを持たされ家事もできずとことん甘やかされて育てられ、そのシワ寄せがすべてお姉ちゃんにいくという可哀想な感じの主人公でした。

30ページほどの作品なのでまとまりはよく、はっきり言えば起承転結がサクッとしていたので、もう少し彼女の人となりや周辺の人間関係が読みたかったとも。

しかしこの得も言われぬリアリティが何度読んでも癖になります(`・ω・´)

今日もお読みいただきありがとうございました!

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※本ページの情報は2019年2月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

既刊リンク

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コメント

  1. 通りすがり より:

    チワワはSNS用のネタ→画像のわんちゃんはチワワではなくトイプードルですよ。

    • ポエリ より:

      通りすがりさん

      ご指摘ありがとうございます。
      確かにトイプードルですよね、タイトルにもなっているのに何で間違えたんでしょう・・・