【ネタバレ有り】misakiの正体と港区会の真実、物語は結末へ向かう!

2018-12-01

『ゴミ屋敷とトイプードルと私 #港区会デビュー6』池田ユキオ(著)ワケあり女子白書(小学館)

【あらすじ】

ただキラキラしたかっただけ…!

枕営業を暴露する偽造裏アカにより崩壊したサヤの『映え女子』ライフ。

追い詰められたサヤは憧れのmisakiへの感情がエスカレートし…。

話題作『ゴミ屋敷とトイプードルと私』(池田ユキオ)

#港区会デビュー編、第6話!

(この本の情報 より引用)

【みどころ】

池田ユキオ:ゴミ屋敷とトイプードルと私 #港区会デビュー6(小学館)

『何…言ってんの…?』

 

前回のお話 で、いつも一緒にパーティーをしている港区会の女の子たちに、いつの間にかのけ者にされ、

『生贄おつー』と突如言われたサヤ。

 

今回で明らかになった港区会の全容というのは、

  • モデル
  • 読者モデル
  • ミスコン出身者
  • 有力者のコネを持つ娘

などなど、カーストのトップにいる女の子と、

  • 会社経営者
  • 役員クラス
  • 成金
  • ↑このあたりに当てはまる既婚男性

の、マッチングの場のようなものらしく…。

 

ポイントは男性側が大金を使ってでも遊びたいと思わせる魅力(相対的なランクの高さ、希少性等)が女の子側には不可欠という点。

 

ルックスの良さ、何かしらのコネなど、他の娘と比べてなんにも持っていないと思われるサヤが、この会で発揮できる利用価値と言ったら、カースト上位の女子たちが避けたい、男性側との体の関係を持つ代わりの要員。(←これを生贄と港区会では呼ぶらしい)

サヤにとっては、体を差し出すことで仕事をゲットでき、人よりキャリアを積んで優位に立てていたつもり。

しかしはじめっから全て知っていた周囲は、サヤをあてがうことで満たされたおじさまたちのお金で遊んでいたもよう。

 

簡単に体を許したサヤを面白がって、なおかつ社会的に嵌めるために裏アカを運営し、数々の枕関係を暴露したのも詩織さんをはじめとする港区会の娘たち。

 

サヤの転落は、会に誘われた時から決まっていたとも言える(´ー`)…。

 

サヤのルックスでカースト上位じゃないとかどんだけwww

読モも微妙なラインじゃ?

ていうかミスコン出身者のはずだけどそれはダメなの?(4話にそんなエピソードが)

 

池田ユキオ:ゴミ屋敷とトイプードルと私 #港区会デビュー6(小学館)

『だましたの!? なんであたしを…』

 

元をたどれば港区会に誘ったのも、

おじさまたちに体を差し出すのは港区会では普通と言ったのも、

詩織さん。

 

彼女がここまでサヤに恨みを募らせた理由、

サヤが徳井さんと付き合っていたことや、なめた態度で仕事をしていた事が心底気に食わなかったみたい。

 

サヤが港区会で枕をして仕事ゲットをしていた頃、周囲は正規ルートで着実に努力をしていた訳だし、

そんな彼女らを馬鹿にしていた節はあったので、この辺は正直詩織さんの指摘通り。

まわりに対して抱く感情は、絶対に表に出さないようにしない限りは滲み出てしまうもの…。

 

途中から胡散臭い雰囲気の詩織さんだったけど、サヤのお花畑や交際相手の徳井さんのことを言うあたり、ちゃんとサヤを見ていたんだなぁ。

まあ指摘が正しくても完全に妬みでしかない。。。

 

池田ユキオ:ゴミ屋敷とトイプードルと私 #港区会デビュー6(小学館)

『てめえっ、』

 

サヤが枕営業をした証拠の裏アカの運営、合成写真の捏造、それによって会社の信用を失墜させ、停職にまでなってしまったこと。

そして泉さんを突き落としたのも、それをサヤになすりつけたのも詩織さんだと分かり(彼女が自らすべてを喋ってくれたので)、

とことん奪われ、馬鹿にされたサヤ、、、

 

絶望し、詩織さんに襲い掛かる!!!

 

 

池田ユキオ:ゴミ屋敷とトイプードルと私 #港区会デビュー6(小学館)

『あら、お疲れさまです、西村さん。』

 

騒ぎを起こしたことで店を追い出されたサヤ。

ただ、キラキラしたかっただけ、

それだけなのに、どうしてうまくいかないの…。

 

道端で脱力し、悲しみにくれる彼女の目の前に止まった一台の高級車。

 

そこから出てきたのは、周囲から『misaki』と呼ばれる見知った顔、

 

泉さん…!

 

池田ユキオ:ゴミ屋敷とトイプードルと私 #港区会デビュー6(小学館)

『本物のmisaki!?』

 

misaki(こと泉さん)がこの地に降り立った理由、それはフォトスタグラムのフォロワーさんとの交流女子会が開催されるから。

 

misakiいわく、フォロワーさんにはいい家柄のお嬢様が多いそうで、港区会とはまた違った、というより、品性はかなり安定した会の様子。

 

彼女の素性は一流企業の令嬢らしく、親の会社を継ぐための社会勉強として他社への派遣勤務をしていた。

家柄も立派で、それに甘んじることなくめちゃくちゃ努力家でもあるmisaki。

初登場の1話から成果を上げ、派遣社員の時からそれは一貫していた。

 

どこかのタイミングで、泉さん=misakiだとしたら、派遣勤務はお嬢様の社会勉強だろうなぁとうっすら思ったんですが案の定でした(`・ω・´)!

婚約者もいるmisakiは天に二物以上与えられている気がしてならないけれど、どれもこれも、失わないように彼女自身がその価値を重く受け止め頑張り続けたからこそ手の中に収まっているんだと思います。

誰かや何処かから与えられるものだけが=優れているもの、幸せだと思っているサヤにはそれがまだ分からない。

 

池田ユキオ:ゴミ屋敷とトイプードルと私 #港区会デビュー6(小学館)

『いくら理想を追い求めても、あなたの心は満足しない。』

 

サヤがどんなに愚かで哀れでも、それを決してなじらないmisaki。

ヒートアップするサヤをmisakiの同行者らが制止するなか、いつもと変わらず真摯に向き合う。

大嫌いだったはずの泉さんがmisakiだと分かり、

交流会への参加を、そして親しい友人になることを要求するサヤ。

 

SNSに上げている生活レベル、キラキラ具合、いずれも同じくらいのレベルでしょ?

 

と致命的なカン違いをするサヤにmisakiは、

 

池田ユキオ:ゴミ屋敷とトイプードルと私 #港区会デビュー6(小学館)

『私と同じになるには、生まれ直さなきゃ無理よ。』

 

と、吐き捨てる…。

 

【生まれ変わった気持ちでやり直せ】という鼓舞激励なのか、

本当に言葉の通り、【来世に期待】的な意味なのか、、

 

 

いずれにせよ、

詰み切ったサヤの人生。

 

 

誰の助けもないまま、どう終わる!?

 

【感想】

怒涛の展開の6話でした!

こちらの雑誌の表紙に『いよいよクライマックス』と書いてあったので終わりを意識したのですが、まだまだ謎は残ったまま!

ストーカーの存在、あと当初は匂わせていた明日香チャンの再来はないのか?など。

 

明日香チャン編と違って、サヤ編は登場キャラクターが個性豊かなので、若干サヤの存在感が薄い気がしないでも…( ;∀;)

ここまでのお話が港区会に所属したサヤにとっての『港区会デビュー編』なら、詩織さんがこの会に属した理由や詩織さん視点、misaki視点でも見てみたい!

特に詩織さんはかなり歪んだ本性を持っているので、ここに至った経緯とか知れたらなぁ。

案外サヤと同じ様な目に遭ってたりして?(なので嵌める側になってしまったとか…)。

 

サヤの家庭環境、あまりに不遇で薄暗いものだったんですが、それを跳ね除けるように這い上がってきた経験があるにも関わらず、どうしてここまで根性がなく考える力がなくアホでもあるのか…(´ー`)…。

自ら何かをしようとはせず、港区会で関わる人らのステータスを自分の価値だと信じ込んだり、そんな風にしてキラキラ出来た経験をmisakiと同レベルと信じ込んだりアホの極みと言う外なく…。

周りの女の子たちが言うように、確かに何も持っていないように見えるかも知れないけれど、これをきっかけに努力をしたり、一目置かれることは不可能ではなかったはず(仕事で武功を上げるなど)。

 

misakiが優れているのは、生まれた環境によるものがかなり大きいのは確かだけれど、家格を下げないように、家の事業に相応しい人間であれるように、と、派遣社員をやっていた時から一貫して努力していたからで。

もしこの立場がサヤと入れ替わっても、サヤは幸せにはなれないとは強く思う。

現状に文句を言い続け誰かが幸せにしてくれることを待ち続けている以上は、絶対に満たされることはないんだよなぁと思う次第です。

 

今日もお読みいただきありがとうございました!

 

次回の7話配信は12月28日!

11月は記事数が少なくてすみませんでした、12月は更新頻度上げたい(。-`ω-)!

 

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※本ページの情報は2019年2月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

既刊リンク

池田ユキオ

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