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打開するすべは自分でつかみ取る。どん底にいた専業主婦、葉子35歳。

『私は子連れおっパブ嬢 2巻』池田ユキオ(著)ワケあり女子白書(小学館)

【あらすじ】

もうこれ以上、耐えられない…。

35歳、専業主婦の葉子。

夫に隠れて始めた人生初のアルバイトは、歌舞伎町のおっぱいパブだった。

高収入のエリート夫、受験を控えた1人娘。

暴力と無関心に満ちた、逃げ場のない檻のような家庭から逃げ出すために、葉子は男たちに身体を晒す。

それは完璧主義で潔癖症な、DV夫へのささやかな復讐でもあった

しかし、偶然秘密を知られた夫の部下に脅される葉子。

自分の無力さを嘆き、自暴自棄になりかけるが…。

ある出会いをきっかけに、夫の隠れた性癖を知り…?

大人気シリーズ第2巻!

(この本の情報 より引用)

【みどころ】

池田ユキオ:私は子連れおっパブ嬢 2巻(小学館)

『どういう神経してるんだ、豚か?』

専業主婦の葉子は中学生の一人娘を持つ35歳。

夫に内緒で、おっぱいパブに勤めだした。

(前作はるかとおんなじ店!1巻にすでに葉子さんチラッと出てます笑)

葉子の夫は7つ上で高収入エリートながら妻に厳しい言葉を投げつけ日常的に暴力を振るう、DV夫。

そんな彼から受けたDVの証拠を集めては離婚するために準備をしている。

おっパブに入ったのもそのため。

夫との離婚&生活していく資金を得るため…。

池田ユキオ:私は子連れおっパブ嬢 2巻(小学館)

『お久しぶりです、奥さん。』

働いた経験がなく友人も少ない葉子に風俗嬢は重荷だった。

慣れない事だらけにコミュ力の低さを痛感する日々…。

それでも今の生活を脱出するため、奮闘しているさなかに出会った客、

それはまさかの夫の部下だったーーー。

池田ユキオ:私は子連れおっパブ嬢 2巻(小学館)

『ママ、いつもありがとう。』

夫の部下である向井に弱みを握られた葉子。

仕事終わりに無理やり犯され、

口止め料としてと大事な給料まで奪われてしまった。

娘の前では絶対に本性を表さない狡猾な夫。

自分さえ我慢すれば食うには困らないし、娘にとってもそれが幸せなのかも知れない。

どうするべきなのか、混乱と苦悩が続く葉子…。

池田ユキオ:私は子連れおっパブ嬢 2巻(小学館)

『お前の生活にどんなストレスがあるっていうんだ?』

悩みから寝ながらもうなされていたらしい葉子。

安眠妨害された夫は怒りのあまり深夜にDV。

DVする人の心理はよく分からないけど、これまで起こった場合の状況を見るに、

  • 疲れて帰ったらご飯が用意されていなかった
  • 重要な会議を控えているのに安眠妨害された

と、旦那さんのナイーブな性質が見え隠れしているような…。

ただ言い訳しているようにも見えるし、仕事が相当ストレス溜まる業種なのかもという感じも。

まあ妻に暴力振るってもストレス発散にはならないとは思うんだけど…?

池田ユキオ:私は子連れおっパブ嬢 2巻(小学館)

『この館のNO.1女王、薫子様だよ。』

家庭のストレス、

向井の脅迫と強請り、

人生に疲れ嫌気が募った葉子は、次第に仕事でも酒に頼るように。

そんな彼女を見兼ねた常連客の一人に連れられて、訪れたSMバー

そこで出会った美しいSM嬢、薫子が葉子に転機をもたらすーーー。

池田ユキオ:私は子連れおっパブ嬢 2巻(小学館)

『こんなに頑張ってきたのに…!!』

夫に首を絞められた際にできた痣を指摘する薫子。

その瞬間からすべてを話してしまった葉子に、一切同情はせず問いかける薫子。

『いい妻、いい母親、それって誰が決めたこと?』

池田ユキオ:私は子連れおっパブ嬢 2巻(小学館)

『自分の不幸を誰かのせいにできるから。』

葉子の不遇は葉子自身の生き方にもあるんじゃないの?と突き放す薫子。

何不自由のない生活。

それに応えるべく“良妻賢母”として頑張ってきた葉子の頭が、

『世間や夫の言う通り』に生きてきただけであって、

自分自身で考えたり行動した結果ではないと言う。

薫子から見れば葉子は、不幸だなんだと嘆いても、そんな感傷に浸れるだけの暇も余裕もあるという事。

この状況にすら気付いていない葉子、本当に人生を変えたいなら自分の置かれた状況から目を逸らしてはいけない。

池田ユキオ:私は子連れおっパブ嬢 2巻(小学館)

『それは見たことのない、夫の姿だった。』

自分の悩みを分かってくれるどころか突き放し容赦ない言葉を投げかけてくる薫子に、傷付き腹が立った葉子は怒って帰宅。

勢いあまって帰宅したからか、SMバーにお財布を忘れてきた事に気付き、再び訪れる…。

『私について来て。おもしろいもの見せてあげる。』

財布を受け取りに行った日、薫子が葉子を誘って見せたものとは、

薫子に身を委ね、快楽に溺れる浅ましい夫の姿だったーーー。

池田ユキオ:私は子連れおっパブ嬢 2巻(小学館)

『私はーーー…母を捨てたわ。』

葉子が忘れていった財布の身分証から、二人が夫婦だと気付いた薫子。

月に2、3度は訪れるそうなので、かなり真性のご様子笑

特殊性癖とDVで日常生活を保つってどんな心理状態なんだ?

戦地へ赴く軍人レベルのストレスを抱える旦那氏笑

夫に虐げられ行き詰まっていた葉子に巡ってきた、彼の真の姿を捉える、千載一遇のチャンス。

どんなに殴られても愛していた人だからこそ、そんな姿は見たくなかった。

しかしそのギャップこそが、葉子にとって大事だと諭す薫子。

家では強力な権力を持ち、潔癖症で完璧な夫。

服を脱げばただのオス、認識を変えて堂々と戦えと葉子の背中を押す。

薫子の母親も父親に殴られていた過去を持つ。

逃げることも抵抗もしない彼女を、薫子は見捨てたという。

娘・りさの顔が浮かぶ葉子。

今のままじゃりさを失うかも知れない、、、

夫と部下・向井に、

立ち向かえ!

葉子!!

【感想】

人生逆転シリーズ第2弾!

続編が出ていて嬉しい限りです╰(*´︶`*)╯♡

今回は職なし学歴なし、アラサー専業主婦というなかなか市場価値が低くリアルな主人公、葉子。

『なぜ自分ばっかりこんな目に…?』

と不遇を嘆く葉子ですが…キーマン薫子の目には、

泣いて落ち込むこと、それさえ恵まれている証拠で、

『泣く暇があったら打開する方法を考えろ』

と、葉子自身の頭で考えがむしゃらに生きるすべを得ろと教えてくれます。

一度目に読んだ際には感動したのですが、二度、三度と読むうちに、

  • 葉子自身の空っぽさ
  • 自分の頭で考えることが少ない
  • 困ったことが起きた時だけ誰か(家族)のせい

など色々な面が見えてきました。

無関心な娘も、DVは絶対にダメだけど冷たい夫も、葉子にも身の振り方に責任の一旦があったんじゃないかと思えるように。

何も考えてなさそうに生きている人、状況によっては腹が立つ事もありますからね…。

旦那さんも娘さんも、社会との関わりで大きな重圧を抱えているさなか、そんな彼らをアシストし、家を守るはずの主婦が頼りなかったら八つ当たりしたくなる気持ちも分からないでもないような…Σ(-᷅_-᷄๑)

立場が変われば意見も変わるように、葉子には家族に対する愛情(言われたとおりにやる事)はあっても、自らの頭で考えて立居ふるまう知性というか機転は無かったんじゃとは思います。

今回は自らの力で人生を変えた彼女。

薫子の存在がなかったら成し遂げられなかったようにも思う逆転の展開を、ぜひ!

今日もお読みいただきありがとうございました╰(*´︶`*)╯

寒いのもだけど乾燥もひどいですねΣ(-᷅_-᷄๑)!

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