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どんなに底辺にいようと、彼女には働く意味がある。はるかのつづき

『私は子連れおっパブ嬢 1巻』池田ユキオ(著)ワケあり女子白書(小学館)

【あらすじ】

我が子の笑顔を守るために私は今日もおっパブ嬢になる。

歌舞伎町のおっぱいパブ嬢、はるか。

男好きするランジェリーを身にまとい、安ウイスキーに酔う男たちの欲望のままに揉まれ、しゃぶられ…。

幼い我が子を託児所に預け、お腹の子の出産費用を稼ぐ日々にも終わりが見えてきた頃、どうしようもない悲劇がはるかを襲う。

すがりついた毒親にも拒まれ、たった1人で現実に立ち向かおうとするが、大きくなったお腹では店にも出られない…。

途方に暮れるはるかに差し伸べられた救いの手は、妊婦専門のAV出演だった…!?

身体をさらけ出し、極限に立ち向かいながら生きるヒロインを描く大人気シリーズ!!

(この本の情報 より引用)

【みどころ】

池田ユキオ:私は子連れおっパブ嬢 1巻(小学館)

『ぼくお兄ちゃんになるから、だから…いいんだ』

木島はるかは23歳で歌舞伎町に勤めるおっパブ嬢。

この業界も3年目。

両親とは不仲で、家出のち16歳で出産。

5歳になる翔太の父親は過労で事故死した。

付き合っていた人との間にもうけた子をもうすぐ出産予定。

一人息子の翔太がとっても優しくて良い子で、はるかもたびたび救われている…。

ママが頑張っていること、お金が必要なことももう分かってるみたい(´;ω;`)

妊娠中のお腹が目立ってきたことでお店にクレームも増え、ついに退職。

池田ユキオ:私は子連れおっパブ嬢 1巻(小学館)

『絶対、負けない。』

風俗で働けなくなった代わりに、コンビニの日勤。

楽に稼げていると馬鹿にされ、

よその家庭を見ては一人でやっていけるのか不安にもなるけど…。

はるかの負けない気持ちはどんどん強くなっていく。

池田ユキオ:私は子連れおっパブ嬢 1巻(小学館)

『誰にも文句言われないように、馬鹿にされないように。』

アパートに戻ると、ゴミ出しのことで大家さんに文句を言われるはるか。

(前話だとおじさんだったんだけどおばさんになってる…?奥さん?)

ゴミの分別がきちんと出来ていないとの指摘だったのに、はるかが捨てたゴミをぶちまけたついでに(?)、

『子どもにレトルトばっかり食わすな』

『愛情ある手料理を食べさせろ』

『こんな食生活でお腹の子だってまともに育たない』

と、言いたい放題…。

はるかが置かれた状況にははるかにも責任があるけど、この作品内では彼女を心配したり気にかける人がほとんど現れない…。

唯一にして最大の味方、

翔太が怒って大家さんに立ち向かう。

はるかにとっては、嬉しい反面…情けなさも心苦しさもある。

自分のことで子どもが胸を痛めていたら嫌だもんねΣ(-᷅_-᷄๑)

池田ユキオ:私は子連れおっパブ嬢 1巻(小学館)

『火事。』

いつも我慢している翔太のために、少しでも多く稼ぐため…コンビニの出勤時間を増やしたはるか。

寝かしつけをした後にこっそり家を出て4時間勤務

この日は次の交代の人が遅れてしまって、はるかの退勤も一時間遅れ。

足早に向かう家で起こっていたことーー。

頑張るママのためにしたことで、ボヤどころではない火事が起きてしまう…。

池田ユキオ:私は子連れおっパブ嬢 1巻(小学館)

『ごめんなさいいい…!』

部屋の物もお金もすべてを失ったはるか。

部屋は燃え尽き、アパートも半焼。

損害賠償として、300万円の支払い請求が降りかかってしまった。

こんなことって…。

池田ユキオ:私は子連れおっパブ嬢 1巻(小学館)

『これで……楽に…』

また一文無しの借金生活に戻ってしまい、怪我を負った翔太は入院。

バイト先の店長にもセクハラをされ、職場にも行けず本当に何もかも失ってしまう。

実家に電話をかけるも取り合ってもらえず、

折れそうになった心は…。

ーーすんでのところで、また翔太に救われるはるか。

母親を必要としている翔太とお腹の子のためにも、何が何でも生きる理由がはるかにはある。

池田ユキオ:私は子連れおっパブ嬢 1巻(小学館)

『妊婦、AV!?』

なんとか仕事ができないかと前職であるおっパブのお店を訪ねて店長に掛け合うも、

やはり妊娠した体ではお客さんはつけられないと言われ…。

ーーだけど、本当にお金が必要なら、

その身体でしか出来ない仕事を、紹介できなくもない。

と言われ、訪ねた先は、AVの制作会社。

池田ユキオ:私は子連れおっパブ嬢 1巻(小学館)

『ちゃんと育てられないバカ親。』

『妊婦専門のAV』に勧誘されたはるか。

一作30万で、3本契約で100万出すと言われ、揺らぐ心。。

だけど、顔にモザイクも入っていないので、

身近な誰かにバレたり、子どもたちが知る瞬間がきたら?

と混乱する。

お金がなくて育てられなければ死ぬしかない。

世間に顔向け出来ない方法で稼いだら後ろ指を指される。

どちらにせよ、はるかには選択肢はなく…。

池田ユキオ:私は子連れおっパブ嬢 1巻(小学館)

『みじめな思いはいくらでもしてきた。』

なけなしのお金で買った卵、

自転車で過ぎ去る子どもに割られてしまい、その母親にも謝られず。

あれほど翔太に買ってあげたいと渇望したピカピカの自転車。

今のままの自分じゃとても買ってあげることなんかできやしない。

子どもに恥をかかせる羽目になっても、

さらに惨めな思いをする事になっても、

今はこれしかーー。

ーーはるかの決断と、

撮影の現場で出会う、自分の人生に胸を張った女性たち。

強く、たくましくーー。

【感想】

おっパブ嬢のはるかの続き、とっても良かったです!╰(*´︶`*)╯♡

序章で読むのを止めてしまった方は是非こちらも読んで欲しいです

作品としては1話目にあたるのですが、主人公は序章に引き続きはるか。

前話のその先が描かれているので、より彼女の人生を見つめる事が出来ました。

若いながらにも人の何倍も苦労しているのに、それでもがむしゃらに生きる姿がとてもカッコいいです。

はるかの判断基準はいつも息子の翔太とこれから生まれてくるお腹の子のため。

自分の生き方が人からどんな目で見られようと・評価されようと、迷いながらも段々と一本筋の通った価値観、行動力を持っていきます。

実家は裕福そうでしたし、(前話参照)何があっても脛をかじって生きることも出来たかも知れません。

でも、自分の意思に従って常に行動し、窮地に陥っても何とか切り開いてきたので、そんな彼女の瞳は真っ直ぐで、とても満たされているように見えました。

人から見ておかしくない・恥ずかしくない生き方が出来なくとも、

普通じゃないと思えても、

自分たちの幸せは自分で決める。

そんな自尊心すら、最後の展開からは感じました。

ゴミトイプは転落する女子物語ですが、

おっパブ嬢は這い上がる物語という印象です。

今日もお読みいただきありがとうございました!

さいたまは雨ふりの一日でした︎♫

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