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自分勝手に生きた事への重すぎる罪と罰…?ワンコインで3本立て !

『添加物まみれの母性』河東ますみ(著)家庭サスペンス(笠倉出版)

【あらすじ】

幼い頃に母親に逃げられた主婦の亜衣は、その反動から幸せな家庭に固執するようになっていた。

理想の旦那と子供に囲まれ、ステキなお家で何不自由のない生活。

でも、そのためには…節約しなければいけないの。

食卓には一袋100円のポテトチップス、お湯で溶かせば離乳食にだってなっちゃう優れモノ。

全ては夢のマイホームを購入するための倹約…そのはずだったのに

添加物にまみれた体は、やがて家族全員を蝕んでいき…?

河東ますみ渾身のヒューマンサスペンス集!

(この本の情報 より引用)

【みどころ】

河東ますみ:添加物まみれの母性(笠倉出版)

『永久就職ってヤツだ』

父子家庭で育った亜衣は、その寂しさから幸せな家庭を作ること

に強く憧れ渇望していた。

進学も就職もしたくなかった亜衣は、家庭に入るという選択のち…

手近な男、に迫り、デキ婚で永久就職と言う名の結婚を果たす笑

(※亜衣はこの時高3なので中卒、亮は大学中退なので高卒)

幸せな家庭像=一軒家と可愛い赤ちゃん

らしい笑

河東ますみ:添加物まみれの母性(笠倉出版)

『ーーあたたかいご飯が食べたい』

子どもをもうけて結婚した彼らの生活は、

  • 亜衣は専業主婦
  • 亮は警備員の仕事
  • 亮の小遣いはゼロ
  • お弁当は無し
  • 夕飯やその他の食事はポテチ
  • 子どもの翼の離乳食もポテチ
  • 亜衣もちゃんとポテチ
  • だけど時々実父にご飯食べさせてもらってるというチートをかます

…亜衣にゃん酷過ぎひん…???

ちなみになぜここまで倹約(なのかコレ?)するのかは、亜衣が夢見る一戸建て購入のため。

健全な読者の方はお分かりかと思いますが、体を壊したら働けなくなるし医療費がかかるしで、食費を削るとか極端にどうこうするっていうのは本当は良くないですよね…。

亜衣には、亮があったかいご飯を食べたがる理由が分からなかった。

亜衣の幸せはマイホーム購入

亮の幸せはご飯を普通に食べられるような平穏な暮らし

…もうこの辺りで二人の歯車は完全にズレてしまうことに(´;ω;`)

河東ますみ:添加物まみれの母性(笠倉出版)

そして亜衣のゴリ押しでマイホーム購入!

家の購入資金のために節約してたはずが、購入後もポテチ生活&小遣いゼロ。

不満をもらす亮に対し、

『ローン完済まではずっとこの生活だから!』

とポテチ地獄を続行しようとする亜衣。

もう鬼嫁以上の称号ない?

閻魔嫁?

ヤバすぎでしょよく体もつな…。

素直に亜衣の言いつけを守り、質素というかど底辺の生活を送る亮

道に落ちていた100円玉欲しさに道路に飛び出してしまい、車に轢かれて即死。

100円て・・・

なんというか、でも、生きている時の方が地獄みたいだったから解放されて少しホッとしてしまったよ。

結婚は契約だけど逃げ出しても良かったのに。

逃げも抵抗もしない亮、今時の結婚はいつでも辞めていいんだぞ…

河東ますみ:添加物まみれの母性(笠倉出版)

『残りのローンはタダになったわ』

悲しむよりお金の心配をするという…。

亜衣が絵本を読んであげている子は翼(男の子)です。

女の子が欲しかったという理由から女の子の格好をさせて、野球のクラブにもお金が減るというからさせない始末。

まだ幼いため分別のつき切らない翼だけど、この経験は確実に彼の中に蓄積されていて…。

河東ますみ:添加物まみれの母性(笠倉出版)

『家が建つほどの大量のレンガをタダでくれるかね?ーーと』

亮の死後、久しく会っていない父親に連絡をしたら末期の胃ガンという。

余命わずかな父が病床で亜衣に告げたのは、三匹の子豚

レンガをタダで貰えるはずが無いと考えた父は、

きっと3番目の子豚が将来を見据えてコツコツと努力をしていたんじゃないだろうか?と続ける。

これの何が本編に通じているかというと、そして三匹の子豚の教訓は、

『ものを作る時は、手早く仕上げるよりも、時間や手間をかけた方が、安全なものとなり、いざという時に役に立つことがあること。』(Wikipediaより引用)

亜衣がポテチで手軽に安く済ませた結果、間接的にでも亮の死を招いたように…

レンガが一番丈夫で命をも守る存在になった様に、

生きる上で絶対に節約をしてはならない大切なものは食だと説く父

河東ますみ:添加物まみれの母性(笠倉出版)

『食べ物が人格にまで影響を及ぼすということだーー』

食の大切さを訴える父に対し亜衣は、『たかが食べ物じゃない』軽く返すが、

三匹の子豚で二匹の子豚は悲惨な目に遭ったように、

急拵えであったり手っ取り早く済ませた代償は確実にあるということ。

男手で亜衣を育てた父は、仕事の忙しさや料理下手なことからインスタントや出来合いのものを亜衣に当てがってきたことを後悔していた。

…これだけ言ってもピンとこない亜衣。

亜衣は、

ご飯よりもずっとそばにいるような愛情の方が絶対に大事!

と主張するが…

河東ますみ:添加物まみれの母性(笠倉出版)

『痛みや苦しみを感じた時には もう手遅れなんだよ』

亮に続き父も死亡。

残された亜衣と翼の10年後。

仲良くやっている…はずもなく、

自分勝手な理論で生きてきた亜衣に嫌気が刺した翼は限界だった。

【感想】

河東さんのポテチが主食とベビーカーママの広告、何度Twitterで見たことか…!笑

時期的にはゴミトイプと同じ頃くらいでしょうか?

ある程度展開が予想できるようなできないようなヤキモキ感に勝てずに読んでしまいましたが、割と面白かったです!

(女性漫画やヒューマンサスペンスはそういうギリギリを攻める広告を打つのがウマイ気がする)

ただ消費するだけの作品感は否めないので…これで学びや気付きがあるとは思えないのが少し残念なところ。

センセーショナルな展開での面白さはあるんですが。

添加物母性以外の二作品は、一つは家族の重い愛情と、妬み嫉みのお話。

どちらもあまり好みではなかったので、ここではポテチだけ…。

絵が可愛くて読みやすいので他の作品にも手を出したいような割と満足したような…(`・ω・´)笑

今日もお読みいただきありがとうございました♫

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