ページから癒しが溢れる、酒呑み女子もいよいよ10巻！
『ワカコ酒 10巻』 新久 千映(著) ゼノンコミックス（徳間書店）
【あらすじ】
村崎ワカコ26歳。
酒呑みの舌を持って生まれたがゆえに
今宵も居場所を求めてさすらう女ひとり酒。
暖簾をくぐって一息ついて。
かじかむ掌温める、今宵の一杯探し出す。
小さな酒場の小さな楽しみで
今日のコリをどうぞほぐしてってください★
（裏表紙より引用）
【みどころ】
「ここは桃源郷」
ワカコ酒はよく、何巻まで買ったか忘れてしまうのですが…
表紙に描かれてたハンバーガーを見て、
トップバッターは『ハンバーガー』
ひとつひとつの素材にこだわって、肉肉しいパティとポテト、
ハンバーガーでお酒を飲んだことがないので、
パイナップルの入ったハンバーガー以外もビールに合うのかな？
そのうちやってみたい…！
「ある意味待ってる時間が一番幸せ」
お次は『つぼ漬けカルビ』！
本場韓国のあの、ハサミを入れて切りながら焼いて食べるという…
ワカコのセリフにある通り、
焼肉を食べようと決意して、お店に行って注文して、
ボルテージは最高潮になる感じ、あるある笑
例えば椎茸の裏側とか、
なまことか、
生牡蠣とか、
見た目がグロテスクで食べられないーって声は割と聞くけど、
生肉の見た目がダメで食べられないーって声はあんまり聞いた事が
見た目からしてもう美味しそうで堪らない！
「自分ひとりの時まで我慢するのは性に合わねえ」
ハラさんが食べているのは冒頭は唐揚げ定食、
周囲のサラリーマンがカロリーや酒類に気を使う中、
いつもお調子者のハラさん、
「人間関係を回すには日々の茶番も必要」
周囲をよく観察し、
取引先の年配の方の教養や好みに添えるように、
ワカコ酒には時折こうして職場の人の回が出てきてはその人の人物
ハラさんはいつも場を和ませていたので、
「ぷしゅやー」
4番目は『ローストチキン』
クリスマスにひとりで自宅で過ごすワカコ、
度々出てくるワカコの宅飲み回、
好きなご飯をきままに楽しんで、たまに手料理を作ったり、
全然季節じゃないけどローストチキン食べたくなっちゃった笑
「広い海から生まれたちっぽけな目的に みんな夢中」
最後は『牡蠣小屋』！
九州と関東で二度ほど行った事がありますが、
ただ毎度慌ただしく食べていた気がするので…
ワカコみたいに、
ワカコ酒ではお店の空気ごと描く描写があるので、
「おいしいものを楽しんでる人たちを客観的に見るのも ひとり飲みの楽しさのひとつ」
ひとり飲み…する機会はもうあと何年先になるか分からないけど、
【感想】
まったりしたワカコ酒も、ついに二桁に！･:*+.\(( °ω° ))/.:+
メッセージ性があったり、
…ただ酒とその肴や食事を楽しむ作品なので、癒し度はバツグン！
ゆったりした作風に、こちらまでゆったりさせられます。
持っている漫画の中では一番癒されると思っています笑
頭を空っぽにして読める作品って地味なようで偉大。
人間関係の描写がある中で、酒や肴の特徴・
答えがない現実世界の苦悩や難しい部分を、
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