甘えを捨てて、遂に自分の足で歩き出した凪。今からが本当のスタート!
『凪のお暇 4巻』 コナリミサト(著)A.L.C.・DX(秋田書店)
【あらすじ】
「おまえは絶対変われない」
元カレ・慎二の言葉をきっかけに、
隣人・ゴンへの気持ちを整理しようと目覚めた凪。
だけど、道のりは険しく…。
(裏表紙より引用)
【みどころ】
「ゴンさんといれない時 息 してないみたいだった」
隣人・ゴンに惹かれて肉体関係を持った凪。
晴れて恋人同士!と思いきや、お互いを確かな存在にするような…
ゴンの知人のエリィからの忠告や、新たな犠牲者(
そんな姿を元カレ・慎二に見られてしまい、
「(誰かれ構わず関係を持つような人を好きになって)
と、ど正論を突きつけられる。
好きになった人が、どこで誰と何をしているのかを考えない為に、
部屋で引きこもって良い加減な生活をしていた凪に、
「自分の意志で自分の足で一人で 海に行かなくちゃいけないんです」
同じアパートに住むうららちゃんのお母さんに、
「今までの人生で、
自分から動こうとせず、誰かに乗っかってどこかへ連れて行って(
ゴンさんとの恋を決別すべく、自分の意志で思い出の海へと急ぐ。
道がわからなくなって、
「やっと辿り着いた目的地の海は なんていうか フツーだった」
ゴンさんとの思い出の海にやっとの思いで辿り着いた!
膝を怪我して、
買ったばかりの自転車はパンクし、
変な人に声を掛けられたりもしたけど…。
「青い鳥」は意外と近くにいた
じゃなくて、
自分の意志で、自分の運転で、辿り着いた。
その事実が凪をより強くするのかも!
「鍵 お返しします」
凪が海へチャレンジした次の日かな?
となりの部屋のゴンを訪ねて合鍵を返すことに。
その数時間前にも、
また、好きになった人から捨てられる、
「ゴンさんは、私にとって色気たっぷりの女子中学生(
と凪に豪語され、
「さすがにそれとは関わっちゃダメだね!」(お縄だよ!)
と理解するゴン笑
ゴンは純粋過ぎるのか、奉仕欲が強いのか、「
結果、その甘過ぎる行動に、
凪は丁度いい距離感に戻りたいと宣言し一歩引いて、
今度はゴンが、そんな凪を気になってしまい…?
「自分がどこにいるのか わからなく なっちゃいませんか」
サイドストーリー、ゴンに続き二人目は就活友達(?)の、
実はT大出身だという彼女。
在学時の就活につまずき、高学歴ながらも「地頭」
決まって周囲には、「これだから高学歴は使えない」とマウント取
だから、そんな声に負けて、後ろ向きな言葉を吐いたり、「
今の自分がみじめでとても見てられない…
と泣きじゃくる彼女。
いつも明るくて前向きな坂本さんの、涙を流す姿はつらい…。
坂本さんから見たら凪は、
そんな凪の姿勢に彼女が救われていることも事実で。
凪と居ることで何か変化が起こるかも知れないし、期待したい。
凪のあまりに方向転換にショックを受けてモヤモヤする慎二の元に
慎二の明日は…?
凪のお暇、脂乗ってきました!!!
【感想】
発刊ペース早いなぁと思ったけど、半年に一冊なら普通かな?
前巻の凪の落ちっぷりで正直、読むのは迷っていたんですが、
4巻で盛り返したので、安心しました!笑
話のテンポがよく、セリフのセンスやキャラクターの目立ち方など
この方の作品はあまり読んだ事がないのですが、
ようやく自分の人生に集中すべく前を向いた凪と、
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