レディコミ目線は刺激的!?―崖っぷち少女漫画家、レディコミ沼にハマる1話
『崖っぷち少女漫画家、レディコミ沼にハマる 1』池田ユキオ(原作)紺ことり(作画)ワケあり女子白書(小学館)
【あらすじ】
そこは大人がたどり着く約束のエンタメの地…??
少女漫画一筋のアラフォー漫画家が出会ったレディコミの世界…。
気づけば世界をレディコミ目線でしか見られず…!?
要注目の新連載「崖っぷち少女漫画家、レディコミ沼にハマる」
(原作:池田ユキオ/作画:紺ことり)開始!
(この本の情報 より引用)
十代の恋愛にあるまじき展開=レディコミ沼
『そしたらうちの母親と同居してくれるよな。』
まみりこ編最終話にて告知されていた、池田先生原作、紺ことり先生作画の新連載!
少女漫画にありがちな、ハッピーエンドを迎えたはずの二人の会話が何だかアヤシイ笑
両思いだと分かってハイそこで終わりー♪じゃなくて、
結婚したら母親と同居して欲しいとか、共働きだけど家事分担は無し、義母は嫁いびりのプロ(?)で、小姑にもマウントを取られるという
十代の恋愛にあるまじき展開に…!笑
いやーでも分かるなこれ。
レディコミ読んだ後だと、少女漫画(もしくは健全な大人女子向け漫画)を読んでも、その作品がもつ平和な世界観の中になにかアラや矛盾がないか探してしまう、、(; ・`д・´)
鳴かず飛ばずな漫画家人生に差し込んだ光(闇かもしれない)
『ハッピーエンドじゃなかったのおおお!?』
…って有り得ない展開のち、悪夢から目覚める本作品の主人公、信子(PN.伊集院あまね)
漫画家人生において、ヒット作を生み出すこともなく、キャリアを積んだり良縁に恵まれたりと、同級生のような幸せを掴むこともなく歳を重ねること37歳…!
『あたしすっかりレディコミよ。』
典型的な(?)少女漫画好きだったあまねだけど、彼女に影響をもたらしたのは育児に奔走する妹、真子29歳。
3時間おきの授乳に勤しむ傍ら、スマホを片手に漫画を楽しむ大のレディコミ好き。
子どもが眠るまでとか、おっぱいあげてる時ってすることないから分かるなぁ!
画面を暗くしてこっそり楽しむ漫画は蜜の味…
『読んだことないけど、広告だけで大体話がわかるアレのこと?』
ずっと少女漫画畑にいた信子にとって、真子がハマっている(抜け出せない)レディコミのことはなんも知らない様子。
『読んだことないけど広告だけで内容が分かるアレ?』
って、Twitterでもよく見る呟きwww
読んだことない人は確実にいるだろうけど、衝撃的な広告から内容が推測出来るってもう鉄板フレーズw
これを描いてる側が描いてるの面白過ぎるでしょwww
- 登場人物の8割は性格が悪くて、
- イケメンは出てこない、
- つらいこと、
- 気味悪い展開が多い
のに、読めばなぜかストレスが消える謎ジャンル。
↑真子があまねにレディコミを語る内容、その通り過ぎてぐうの音も出ませんわww
そうそうそう、実話ベースだったり救いが無いラストも多いんだけど、なぜか惹かれてしょうがないんだよなぁレディコミって。
平和な時代だから?笑
レディコミ沼に浸かること三日三晩!
『レディコミを読み漁ること3日3晩…!』
産後の夫婦仲がやや怪しい真子いわく、提供できるネタはいくらでもあるし、もう少女漫画でなくレディコミ描けば?
と言われるも、怖いのとかえぐいのはちょっと…と尻込みする信子。
『いい歳して少女漫画ひと筋ってスタンスこそ怖い』
とバッサリ切り捨てられ、意を決してレディコミ編集部へ!
そこでついてもらった口の悪い(らしい)編集さんに、レディコミ描くからには悪意を持ってね☆(ゝω・) テヘペロ
実在の編集さんか…?笑
と、既刊をもとに、これからどんな漫画を描くべきなのか徹底的に洗脳されてしまう笑
不幸や艱難辛苦をエンタメ化する視点こそレディコミには必須条件!
その結果、確実にレディコミ脳が覚醒してしまった信子www
これでいいのか分からないけれど、あまねの描くレディコミがどんなものかめっちゃ気になる!
崖っぷち少女漫画家、レディコミ沼にハマる 1:感想
ママ友が出来てから、おススメ漫画とか紹介しあう機会がたびたびあるんですが、大体レディコミ笑
ゴミトイプも100%の知名度でしたw
スマホが無かった時代の結婚してからの苦労話みたいな話題って、
- 人から聞く
- 雑誌を買って読む
とかでもしないと触れることが無かったんだろうけれど、今はスマホを持ってる以上は誰かの投稿や広告で簡単に目につくところにあるので、沼にハマる人も多いのかも?
このジャンルの魅力と中毒性、作中でも真子が語っていますが、ドロドロしているのに読むと何故かストレス解消になるんですよね笑
自分と似た境遇の主人公を探したり、同じ悩みをもつ主人公が出てきたりすると安心したり共感したりするんですよね。
現実では、人に悩み相談や不幸話をするのってなんとなく申し訳ない部分も多少あるので…。
ページ数にして16ページ、ややサクッと終わりましたが、これからあまねがどんな才能を開花させるのか楽しみ…!
今日もお読みいただき、ありがとうございました(∩´∀`)∩
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