【ネタバレ】ちえまみ、二人の歪んだ関係のゆくえは?まみりこ編12話

2020-03-27

『ゴミ屋敷とトイプードルと私 #キラキラtuber まみりこ 12』池田ユキオ(著)ワケあり女子白書(小学館)

 

ゴミ屋敷とトイプードルと私 #キラキラtuber まみりこ 12

 

【あらすじ】

風俗嬢の過去を否定され、殺人犯の疑惑をかけられたまみりこ。

ちえの突然の暴走に視聴者は盛り上がる!

一度は掴んだメジャーの道を失ったまみりこは、最大の危機に立ち向かう…。

「ゴミ屋敷とトイプードルと私 #キラキラtuberまみりこ」(池田ユキオ)

第12話、激動のクライマックス!

(この本の情報 より引用)

 

 

【みどころ】

ゴミ屋敷とトイプードルと私 #キラキラtuber まみりこ 12
池田ユキオ:ゴミ屋敷とトイプードルと私 #キラキラtuber まみりこ 12(小学館)

『あたし、ちえの言ってたこと確かめようと思ったの。』

 

ちえさんのホラ(かも知れない)配信に激昂したまみりこ、マジバトルに向け、ちえさん宅に乗り込み、ちえチャンネルに映り込む!

 

火災の起きたあの日

カラオケの最中でいなくなったまみりこのスカートには灯油の染みが付いていたことから、

ちえ実家で前の晩に酔った継父がストーブを蹴ってこぼしていた。

上がり込まなければ染みは付かないはず…

ということで、

  • カラオケを抜けた一時間の間にちえさん宅(焼失した実家)に行っていた
  • その際に継父を葬った?

 

とワクテカ顔で詰め寄るちえさんだけど、まみりこは、

 

ちえさんが性的虐待を受けたことが許せなかったから、それが本当かどうか、直接本人に訊きに行った。

 

と説明(コナン君ばりの行動力)。

 

こういう、ふいに出る友だち思いな行動ずるいよねまみりこ…

でも危ないから良い子は真似しないように…

 

ゴミ屋敷とトイプードルと私 #キラキラtuber まみりこ 12
池田ユキオ:ゴミ屋敷とトイプードルと私 #キラキラtuber まみりこ 12(小学館)

『ちえを傷つけたこと、すごく悔やんで反省してたの。』

 

家に上がり継父相手に、

どうして子どもに手を出したのか、恥ずかしくないのか、止めないなら周囲の大人に言いつける

と脅すと、

 

ちえさんを傷つけたことを悔やんでいるという胸中を、涙ながらに語る彼の姿があったと説明。

 

ちえさんの中では屑人間であるという認識の継父。

そんなことを言う筈がない!!と、断固受け入れられない反応を示すがまみりこはさらに、

 

  • 虐待の件について繰り返し繰り返し謝っていた
  • すぐに出ていくから、虐待のことは誰にも言わないで
  • もし公になってちえが白い目で見られるのは耐えられない

 

と、土下座してお願いしていたと…。

 

自分が詰め寄ったことで、自責の念から死を選んだ可能性はある=間接的には自分が殺したようなものかもね、と、ちえさんの主張を受け入れた体で、要領よく切り返す。

 

ゴミ屋敷とトイプードルと私 #キラキラtuber まみりこ 12
池田ユキオ:ゴミ屋敷とトイプードルと私 #キラキラtuber まみりこ 12(小学館)

『見る?証拠の動画。』

 

父の死は、まみりこがもたらしたものであると今日まで信じ切っていたちえさんにとって、まみりこの主張はとても受け入れられるものではなく、、、

 

一番身近でまみりこを見ていたちえさんからしてみれば、

ウソをつくのが上手で、いつも自分が一番でないと気が済まない女

 

だから、この件に関しても、自分のイメージアップを図るために利用しているに過ぎない!と、発狂し続けるが…

 

そんなちえさんに差し出された、使い古されたひとつのガラケー

まみりこいわく、そこには継父が土下座して謝る様子が撮影されているという。

 

これをまみりこが当時使っていたのを知っていたし、『どんな証拠も残せる』と言っていたことも覚えているので、このガラケーに継父が謝罪していた動画が本当に入っていると認識。

 

ゴミ屋敷とトイプードルと私 #キラキラtuber まみりこ 12
池田ユキオ:ゴミ屋敷とトイプードルと私 #キラキラtuber まみりこ 12(小学館)

『あたしがしてきたことの責任は、あたしが自分でとるから。』

 

父親とのことを何度も伝えようとはしたけれど、思い出すたびに苦しむちえさんの様子を見ては言い出せずにいた…というまみりこ。

 

本当のことが言えたこと、そして、自分のピンチをかばってウソをついて世間を盛り上げようとしてくれたことを感謝。

 

でも、自分がやったことの責任は自分自身で取るから、もう手助けは必要ない、と親友の手を離す…。

 

真正面からちえさんを見つめるまみりこ、いつになく真剣で、自分を良く見せるために立ち回っていようと、この言葉には真実が含まれているだけに真摯でキレイだなぁ。