男と女の愉快な不協和音ー深夜のダメ恋図鑑 4巻

2019-04-10

深夜のダメ恋図鑑 4巻』尾崎 衣良(著)フラワーコミックスアルファ(小学館)

深夜のダメ恋図鑑 4巻:あらすじ

不死鳥!!諒くん再登場&新キャラ市来

 

大反響の「ダメな男と遭遇してしまった恐怖をガールズトークしまくる漫画」

待望の第4巻登場です!

 

佐和子にきっぱり別れを告げられた諒くんが、まさかの再登場!?

正論を吐く男・市来さんと円の関係は…!?

千代と八代くんはなんだかとってもラブラブ…!

と三者三様のラブ模様。

コミックスの目印は、腋毛ボーボーの八代くん!

男性キャラの腋毛がカバーに描かれるのは、少女漫画界初!(←多分ね)

(この本の情報 より引用)

 

 

深夜のダメ恋図鑑 4巻:みどころ

尾崎 衣良:深夜のダメ恋図鑑 4巻(小学館)

『ここには明確な序列がある』

 

大好きだったおばあちゃんの三回忌のため、遠路はるばる郷里までやってきた佐和子。

【女で独身】ってだけで罪人のような扱いを受ける昔ながらの図式に呆れてしまうが、田舎の方ではまだまだ残る価値観のもよう。

 

結婚したとしても、子どもの数でまだ生じる序列に辟易( ;∀;)

しかも、4大出がデメリットになる世界笑

 

尾崎 衣良:深夜のダメ恋図鑑 4巻(小学館)

『援助ってつまりお金を出せと?』

 

独りでいる佐和子に、

『学歴高い女は可愛げが無い』

『いつまで経っても貰い手がつかない』

と言いたい放題なのに、【東京】【士業に就いている】ことから、

同じく東京にいる末っ子の大学資金を出せという矛盾www

 

学歴が高いと男側が遠慮して嫁の貰い手がつかない、なんてぼやいている男性陣ですが、

佐和子の稼ぎは当てにするというね…。

恥ずかしくないんかな…?

 

そこで、どうしてそこまでふんぞり返ることが出来るのか、佐和子なりに考えてみた結果が面白かったです笑

 

尾崎 衣良:深夜のダメ恋図鑑 4巻(小学館)

『フツー自分に原因があるとか思わない?』

 

大学時代の友だちとご飯を食べていた円。

やっと出来た彼氏を大事にしていた友だちだけど、その彼が毎回割り勘を要求する割には、

一人で旅行に行ったりそこでお金をかけて美味しいものを食べたり、

それを自分も見ることのできるSNSに上げていたことで、【自分はお金を使いたいと思うほどの存在じゃなかったのかも】と思いつめ別れてしまったという…。

 

円も男運ないよねーと言い合っていたら、

突如後ろの席の男性に声を掛けられる。

 

『どこかにいい男いないかなっていうけど、そんな風に愚痴ってばかりいるから出会えないんじゃない?』

良いこと言った風で悦にひたるこの男性にもちろん反論する円笑

 

尾崎 衣良:深夜のダメ恋図鑑 4巻(小学館)

『ぶっちゃけるとつまり 全然入らない。』

 

佐和子が初めて付き合ったのは、高校生の時で相手は30代の塾講師。

優していつもリードしてくれる頼れる彼だけど、セックスだけは上手くいかない。

 

失敗するたびに、

『初めての子には俺のサイズはムリがあるのかも』

『やっぱコレ大きすぎるかぁ~~~~~』

『こんな大きいと入んないよなぁ』

 

と繰り返し呟いては、佐和子のせいじゃないと言ってくれたけれど、

失敗続きで誰にも相談出来ないことから、この恋は終わってしまったという。

 

尾崎 衣良:深夜のダメ恋図鑑 4巻(小学館)

『ささるわけがないよね………』

 

彼のアレがデカいことで終わってしまったかのように見えた恋(なんじゃそりゃ)

そこから十数年経ち、あの時の自分には分からなかったことも、経験を積むことで見えてきた。

自分の経験が浅かったように、彼の経験も実は浅かったんじゃないかと。

 

と、そこで、ガールズトーク中のテーブルに並ぶおでんを例に佐和子が説明する。

おでんのこんにゃく、

割り箸なら簡単にささる。

でもそれがちくわだったら…?

 

柔らかすぎて刺さらない…。

 

つまり彼はアレのデカさを強調していたけど、

 

大事なのは大きさじゃなくて硬さじゃないの…?

と、過去の恋愛を振り返る笑

 

尾崎 衣良:深夜のダメ恋図鑑 4巻(小学館)

『あんたってダメンズメーカーだよね』

 

円とバトルした相手・市来

実は彼は諒くんの大学時代の友人。

 

いくらLINEを送っても返ってこない佐和子を案じて(?)、市来に相談をしたり、佐和子とやり直すために勤務地の最寄駅で待ち伏せする二人(なんでだよ…)。

 

そして、佐和子に対し、

【ダメンズメーカー】という称号をつける笑

 

諒くんが何もできない男になったのは佐和子の所為だと主張する市来だが…?

 

尾崎 衣良:深夜のダメ恋図鑑 4巻(小学館)

『自立させなきゃならなかった』

 

『諒くんをダメンズにしたのは自分…?』

と、市来の言葉でこれまでのことを回想する佐和子。

好きという気持ちから、彼にあれこれをやってあげてはきたけれど…。

それが彼をダメにする要因だったかというと、絶対に違う気がすると気付く笑

 

彼のためを思ってしてあげたこと、それを当然と思うかは彼自身の問題であって。

勝手に堕落していったのは諒くんの責任。

そうならないように、【自分でなんでも出来るように】接していかなければならなかったとしたら、

それ彼女じゃなくてお母さんの役目…。

 

噛み合わない二人、というか諒くんは誰と一緒になっても相手を不幸にする気がする( ;∀;)

 

ここでようやく、二人の縁はしっかり切れましたとさ!(佐和子オメデトウ)

 

尾崎 衣良:深夜のダメ恋図鑑 4巻(小学館)

『その間 家事育児全部やるのはあたしなわけで……』

 

番外編は、

女の不満大爆発★編笑

 

昇進した男性を祝福する図式は世の中にゴマンとあるのに(?)、

それを支えている共働きの奥さん(や主婦/主夫)が褒め称えられることは無いっていうかむしろ、

当たり前だと思われてるよね…。

 

専業主婦ならともかく、共働きで家事と育児が全部女側に寄るのはキツいだろうなぁ。

愚痴を言えば、『子ども産まなきゃ良かった』と言う友人。

弱音を吐けば、『仕事を辞めろ』という両親(や親類)。

 

この状況で、何かを諦めたり手放したいわけじゃなくて、

配偶者と家事育児を分配して、少しでもこの状況が改善されたらいいなぁと彼女は思っているわけで(。-`ω-)

 

【家事に関する】不満が大爆発しているので是非笑

 

キングオブダメンズ不在のダメ恋

 

これから誰がメイン張るの?w

 

深夜のダメ恋図鑑 4巻:感想

女性側に正論を吐くキャラクターが出てきて、益々面白くなってきました!

一理あると思うような、言いたいこと言って悦に浸っているだけなような…?

5巻でも彼が登場するようなので楽しみです(`・ω・´)

 

今日もお読みいただきありがとうございました!

 

 

既刊リンク

尾崎 衣良

ついに佐和子と諒の関係にも変化が!?ー深夜のダメ恋図鑑 3巻

男性目線の男女不平等論が洒落にならないレベルで刺さるー深夜のダメ恋図鑑 5巻

 

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