ついに佐和子と諒の関係にも変化が!?ー深夜のダメ恋図鑑 3巻
『深夜のダメ恋図鑑 3巻』尾崎 衣良(著)フラワーコミックスアルファ(小学館)
深夜のダメ恋図鑑 3巻:あらすじ
あるあるある!
と、20~30代女子に大共感を呼び、累計100万部超のヒットとなった「ダメ恋」、
超待望の3巻ついに登場です!
雑誌掲載時にどよめきがおこった、あのダメ男・諒くんと別れる佐和子。
王子様幻想を捨てて、八代くんとついに…!?の千代。
お見合いしたり、酒場で謎の男と出会ったりと、ダメ男にロックオンされ続ける円。
三者三様のダメな恋を、笑って共感できるキメ台詞と共にお読みください!
(この本の情報 より引用)
深夜のダメ恋図鑑 3巻:みどころ
『呼び出しはキツイけど親としては乗り越えなきゃと思ってるよ』
職場の飲み会で、【社内でタイプの男性】の話題になった円。
独身男性の名前を挙げると=狙ってると思われてもアレだし…
ということで、子持ち既婚男性で気さくな葉木さんの名前を適当に挙げてしまう。
それを立ち聞きしていた葉木に早速ロックオンされ、強引に食事に誘われてしまう羽目に(`・ω・´)!
聞くところによると、
葉木家では共働きで、なおかつ家事育児のほとんどを奥さんがやっているらしい。
職場の人間とご飯に行けるのも、仕事帰りの奥さんが子どもを迎えに行って家のことをやっているから。
葉木はそれを『疲れて帰ったら夕飯がレトルトだった』と評価、
『子どもの夜泣きで寝不足』というのも、よくよく聞くと泣き声に目を覚ますだけで抱っこしてやるわけでもミルクを与えるわけでもないみたい…。
表面上のイクメンアピールw
『あたしが奥さんにご飯作ってあげたい…』
【円は自分のことが気になっている】と期待していた葉木。
『先輩とか気にせずに気持ちをぶつけてくれ…!』と伝えた結果、
『葉木さんて仕事以外、親として何もしてなくない?』との返答。
保育園の送り迎え→奥さん任せ
夕飯の準備→奥さん任せ(ただしレトルトはNG)
保育園から呼び出し→奥さん対応
飲み会→皆勤賞
パートならまだしも、フルタイムで働いてる相手にこれはキツイ( ;∀;)
保育園関連が難しいなら(早退や有給申請しづらい職場もあるだろうし)、せめて家のことはやろうよ…。
円は受付業務についているからこそ、葉木が早退するところも飲み会を断るところも見たことないのを知っている。
その上でのイクメンアピール、騙されるほど馬鹿じゃないw
『「ゴミ出し」で一番大変なのはゴミを分別してまとめることなんだよ?』
職場の人との飲みで、家事の話題になった諒くん。
家のことをやってくれないと妻に文句を言われるたびに嫌気が指してきた男たちに触発されて、
佐和子に文句を言うが…。
ゴミ出しやっているから=家事やってるよね?
と言いたげな諒くんだけどゴミ出しとは、
⑴ゴミ袋を買ってくる
⑵セットする
⑶一杯になったタイミングでまとめる
⑷収集日まで所定の場所で保管&手洗い
⑸取集日or収集日前日にゴミまとめ
⑹出してもらうべく玄関へ
↑
ここまでやる人と
・収集日にゴミを捨てに行く人
だったらどっちが負担が多いのかというと…?笑
「なんぞこれ……」
佐和子との結婚を考えている諒くん。
どうも乗り気じゃない彼女を案じて友達に相談すると、子どもと触れ合えば価値観変わるかもだし、みんなで食事しよう!との提案。
高校時代の友達夫婦・瀬戸石家
参加してみると、身内ネタで盛り上がるわ、子どもの面倒を押し付けられるわ、全員やりたい放題。
そのうえ友人奥さんに、
『子どもを持つって大変なんだから今から準備しといた方がいいよっ』と謎の上から目線。
諒くんでさえ佐和子をほったらかしなこの状況に、彼女が黙っているはずもなく…!
私も子持ちですがこういう親は完全アウト―.。o○
子ども好きだけど、躾されてない子どもはカワイイと思えないし、だらしない親のことも好きになれない。
子持ち、子どもが好きじゃない人にもこの状況は相当キツイはず(`・ω・´)ケッ
『それを言ったら女が男の収入気にするのも生物学的本能じゃね?自分と子どもの存続のために』
実家に帰省した円、『ババアのATMになるのなんかゴメンだね』と豪語していたイトコ(♂40歳)がお見合いしたということで話を聞いてみると、
相手が自分のスペック(肩書や収入)に興味を持ったことから=仕事を辞めたくて結婚という金づる探しているんだろう
と思い込み、自分のスペックを偽る作戦に。
とたんに離れていく相手の姿を見て、逆に安心する拗らせっぷり(。-`ω-)
相手の女性が30代だったから追い払うために↑の作戦に出たわけだけど、
『男が若い女を選ぶのは種の存続という意味での生物学的本能だからさー』
という言い分にたいし、
『男の収入(というか生きていく力)に頼る・気にするのだって女の生物学的本能』
と主張する円。
出産・育児で社会的にブランクを必要とする女が、パートナーを頼りにするのは仕方のないことというか止むを得ないわけで……
歳を取っても、親の看護や介護をまずするのも女性側だし、そこは慣習も含めて仕方ないんでは???
というか、男の『若い女の方が良い(生殖機能的に)』と理論は一緒!
『こんな介護付き有料ホーム……出てもいいんだ……』
子連れ友人夫婦・瀬戸石家と関わったことで、別れることになった佐和子×諒くんカップル。
真面目な佐和子が、どこかで、『このバカを野に放っちゃいけない』と思い続けて尽くして、関わってきたけれど、
ついに目が覚めたみたい笑
仕事も家事もできず、性格もあまり良くない(友だちの性格も良くない)諒くん……
いつも自分のことを言い負かしてコケにしてきた佐和子(諒くんがそう思ってきただけで実際はただ注意をしていただけ)に、
別れを切り出したのは意外にも諒くんだったけれど、勝利の美酒に酔いしれたのは一瞬だけ笑
ずーっと佐和子が頑張ることで成り立っていた生活は、あえなく崩壊することに(;’∀’)
『この家はこんなに荒れているのだろう…………』
佐和子と別れて3週間後の諒くんwww
生活力がないタイプなので、家がとことん荒れ放題に笑
おまけに、【二人で払うことを前提とした家賃】の家に住んでいたため、督促状をもらう事態に。
家賃の督促、
生活空間の荒廃、
積みに積み切った諒くんが頼るのはもちろん……!?
佐和子お疲れさま( ;∀;)
深夜のダメ恋図鑑 3巻:感想
3人いるのに、千代をほとんど取り上げていないことに定評のある記事です笑
燃焼性の高い人と関わる率の高い円、諒くんというプリンスオブ・ダメンズと一緒にいる佐和子中心になってしまいます。
作者さんの生活環境の変化か、家事、育児、仕事関連が多くなってきましたね。
たまたまかも知れないけれど?
男がダメとか女がダメとかいうより、
生活力、稼ぐ力のない人間がどうなんだっていう話になってきた気がします。
はなから相手に頼り過ぎる気持ちがいけないのかも?とこの作品を読んで思うように。
壊れてしまった佐和子カップル、佐和子が幸せになる未来しか見えないけれど、諒くん大丈夫かな?(興味本位だけで心配)。
今日もお読みいただきありがとうございました!
ついに新元号が決まりましたね~
元号なんてどうでもいい派だったんですが、由来も素敵だし決まったらきまったでなんだか嬉しいです!(∩´∀`)∩♪
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