過去と真実に向き合う時!嘘が終わって、二人の関係はどうなる…?
『ライアー×ライアー 8巻』金田一蓮十郎(著)KCデザート(講談社)
【あらすじ】
高槻 湊22歳。
友達の高校時代の制服で変身中、義理の弟・
結局カミングアウトできないまま別れてしまう。
お互いに『好き』なのに、
話題沸騰! 二重恋愛コメディー第8巻!
(裏表紙より引用)
【みどころ】
『信頼度が足りてないからじゃない?』
透の(長く深く重い)想いを知った湊笑
だけど透は、自分の想いを封じ込め、家族や周りの人間の気持ちを
連れ子同士だけど、もし恋仲になれても…
だから最低限、家族として側にいられたらそれでいいと、
湊の幸せ=自分の幸せと割り切っている透にヤキモキが募った湊。
相談役・マキちゃんから、『
と言われ、合点がいった湊、
思い切って告白!
したら、透、家に帰って来なくなっちゃった(´;ω;`)
大学に入ってから仲良くなってきたとはいえ…
中高時代のめちゃくちゃ仲悪かった時期があるから、
もの凄く嫌われている相手から急に『好き』って言われても大概の
『あれ 嘘だから』
透と話し合いの機会を持てないまま、学祭へ。
愛されているんだったら!と自分が幸せにするつもりでいたけど…
透の望みは恋人関係になる事じゃなくて、姉と弟という、
と悟った湊は、
これ以上透を困らせない為にも、
自分の気持ちを偽ることに。
前みたいに女の子を取っ替え引っ替えさせない為という理由つきで
『おれより弟くんが好きなんだってさ』
自分の気持ちを閉じ込めた湊。
そのせいか、ずっと元気が無い…。
湊が心配な透。元カレの烏丸くんに、『二人が別れる原因ってなん
と聞いたら衝撃の解答が!!
湊の気持ちが嘘でないと確信した透…。
どうなる!?
『ぼくはいつか湊ちゃんと結婚しよう』
透と湊の過去編スタート!
初めて会った時から湊が好きだったと振り返る透。
『気持ちを伝えることはできないけど 大好きな人と一緒に居れるんだ』
ただの友達同士だと思っていた自分の父親と相手の女性。
二人が結婚すると知って、
結婚がイヤだって気持ち
湊と結婚できなくて悲しい気持ち
湊が大好きな気持ち
いろんな感情が混じり合って、
どんな顔をしたら良いか分からなくなった。
この頃から感情表現が不器用になって、無表情な透に…。
気持ちは伝えられないけれど、ずっと一緒にはいられる。
『程よい距離感の普通のきょうだい』を目指して、
『女の子に酷いことしたら返って来るよ』
中学生になったころ、耳にする同級生の経験談。
湊にも今後、恋人が出来たりそういう事が起こり得るのだろうか…
透にとっては到底受け入れ難いことだった。
そうこうしていた間に訪れた転機、
これが湊と透の仲を決定的に変えてしまう。。
二人の仲は普通のきょうだいから、
湊の綺麗好きは『潔癖症』に変化した。
色んなことがどうでも良くなった透。
告白されるままに誰彼構わず付き合っていたら、
当然湊の耳にも入っていて、男性不信を加速させた。
だけど、そんな生き方も悪くないと思う透。
自分みたいな、悪い男には引っかからないで欲しいという願いを込
高校生になった時に付き合った相手、三国。
『誰とでも付き合っているけれど、本当に好きなのはお姉さん(
彼がこれまでに付き合っては切り捨ててきた女の子たちと同じ目に
と脅されてしまう。
『おれが あんたになにもしない自信がないんだ』
高校時代の苦い苦い経験から、透の女性関係は割り切った間柄のみ
湊に告白された現在の話へ戻って、
大学生活最後のサークル合宿!
きょうだいだからという理由で(?)また同じ部屋になった二人。
湊の告白が嘘でないという事がジワジワ効いている様子の透。。
『みなのことがなかったら わたしは透のことを好きにならなかった…?』
動揺している透だけど、あれだけ嫌われていた中高時代から、
ここへきて好かれるほどの心境変化があるだろうか?
と言いたげな、『なんで好きになったの』
と正面切って尋ねる透。
みなとして透と付き合ってみて、透の良さを知ったけれど…
湊としても好きになった気持ちを自分の言葉で伝えるべく、
ようやく向き合う二人…
正念場!!
【感想】
怒涛の展開の8巻!
いや湊が自分の気持ちに向き合うと決めてからずっと怒涛だわ笑
現在に至る透の過去&湊への想いも知れて、透視点なエピソードが
女性関係のもつれから姉弟仲もこじれたんだけど…元々は仲のいい
湊の本当の気持ち、
ただやっぱり一筋縄で終わらせようとしないのが金田一作品笑
もうひと山、ふた山くらい残されていそうな感じ…。
ただ仲良くして欲しいようなもう少し波乱の展開があって欲しいよ
今日もお読みいただきありがとうございました!
最近は娘と公園に行っておやつを食べるのにハマっています( ◠‿◠ )
秋最高!
既刊リンク
併せて読みたい記事
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません