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芽吹く憎悪の芽…未成熟な感情は、暴力性を孕み周囲を傷付け尽くす。

『君に愛されて痛かった 2巻』知るかバカうどん(著)BUNCH COMICS(新潮社)

【あらすじ】

援助交際で承認欲求を満たしていた女子高生・かなえは、

他校の男子・寛との関係性を誤解され、

寛に想いを寄せる同級生・一花を中心とするグループからいじめを受ける。

憎しみを募らせたかなえは復讐を実行。

一花はクラスから姿を消す。

グループに復帰し、寛との距離も近づき、笑顔を取り戻していくかなえ。

一方で、ある少年の心に歪みと憎しみがーー。

(裏表紙より引用)

【みどころ】

知るかバカうどん:君に愛されて痛かった 2巻(新潮社)

『私が欲しいものいっぱい持ってるから』

友達とのカラオケの帰り、突如路上で拉致される一花。

首謀者はかなえ。

友達で非行少年のグループに属する鳴海に、彼女をメチャクチャにする様にお金で依頼していた。

両親揃ってて、

綺麗な家に住んでいて、

思ったこと好きなだけ言えて

共感してくれる友達がいて、

自分には無いものをいっぱい持っている一花。

それなのに、まだ欲しがる一花が憎い…と胸の内を訴えるかなえ。

いつも話を聞いてくれていた鳴海、かなえが泣きじゃくる姿を見て、力になってくれた。

知るかバカうどん:君に愛されて痛かった 2巻(新潮社)

『……俺 間違ってないよな?』

ワゴン車の中で陵辱される一花。

『言い出しっぺなのになんでヤらないの?』

と先輩らに追求され、

同じく車内にいたかなえに凄まれ、仕方なく鳴海も実行する。

すべてはかなえの為にと行動してきたけど、

これが正しいことなんて彼も思っていないはずで…。

苦悩を浮かべた表情から、絶望に堕ちそうな雰囲気が怖い…。

知るかバカうどん:君に愛されて痛かった 2巻(新潮社)

『どーする?』

拉致事件から一花が来なくなって三週間。

彼女が中心となっていたグループでは、

一花を待つ者はもう居なかった。

知るかバカうどん:君に愛されて痛かった 2巻(新潮社)

『ありえないアイツ!!!』

調理実習が4人一組なことから、

かなえを入れた3人組。

一花がかなえを苛めるきっかけになった、寛と一緒に居た件について聞かれ、弁解すると、

一花が一方的にかなえを誤解していた事が判明し、

そこから火がついて一花への不満をぶちまける一同。

かなえが誤解を受ける前もこうやって好き勝手言って、より事を大きくしていたよなぁこの子たち…。

薄っぺらい友情というか、何を基準に人と付き合っているんだろう?

知るかバカうどん:君に愛されて痛かった 2巻(新潮社)

『人の価値が 周りの評価で決まるなら』

一花が抜けたことでかなえが歓迎され、

放課後にみんなで遊びに行くなど徐々に友情を深めていく…。

友達ができた嬉しさから寛に報告。

そこで、近々試合がある事を寛から教えてもらいみんなで応援に行くことに。

厳しい場面を迎える試合、寛の登場により逆転勝ち!

試合を見ていたかなえ、展開を喜ぶよりも自分に置き換えて考えてしまう。

苦しい局面を一瞬で変えた寛。

大きすぎる自分との差…。

知るかバカうどん:君に愛されて痛かった 2巻(新潮社)

『私が一番なら』

自信が欲しいかなえ。

周りからの評価が高い寛。

彼の一番になれれば、

自分だって自分のことを好きになれるかも

と誤解し、つい手を出してしまう。

知るかバカうどん:君に愛されて痛かった 2巻(新潮社)

自分がとってしまった行動の理由が自分で分からないかなえ。

何でも相談していた鳴海に聞いても分からない…。

それどころか、彼の心をより傷付けてしまう。

一花を拉致した一件から、かなえの寛への恋心を悟った鳴海。

ずっとそばにいて、何の相談も乗ってきた鳴海にとって、

かなえの行動と、

自分の地位を脅かす寛の存在は許せるものではなくーー。

facebookから寛を特定した鳴海が取った行動とは…。

鳴海…可哀想

【感想】

2巻が本日発売でした♫

新刊は実物ならいつも本屋さんに買いに行く事が多いですが、電子版は配信を待つだけで良いので楽ですね。

1巻で匂わせていた通り、一花に復讐を実行してしまったかなえ。

主導した鳴海は全く楽しくなさそうでしたし、かなえとの対比が酷いです。

かなえは晴れ晴れとした顔というか心の底から嬉しそうで、人を貶めておいて笑顔になれるってスゴイというか…。

二人とも、貧困かつ治安も悪いところに住んではいますが、=悪

に染まりきって生きているかというと違っていて、少なくとも鳴海は純粋にかなえを助けたかったり、流されて生きているようなところがあるようだったのに、

これをきっかけにどんどん堕ちていってしまいそうで怖いです。

女子の薄っぺらい友情、鳴海の闇、その闇に飲まれそうな寛、、、

次々といろんな人を巻き込み、誰もを不幸にしてしまいそうな作品の空気から目が離せず、一気に読んでしまいました。

鳴海とかなえが知り合ったきっかけである番外編も収録されているのでぜひ!

3巻は来年の春頃だそうです。

今日もお読みいただきありがとうございました!

更新が開いてすみませんでした、また頑張ります(`・ω・´)!

既刊リンク

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