『Bの戦場 さいたま新都心ブライダル課の機略』ゆきた志旗(著)集英社オレンジ文庫
【あらすじ】
“絶世のブス”ながら、
そんな時、中途採用の年上新人、財前さんの教育係を任される。
美人で自尊心の高い財前さんと仕事のやり方で対立する中、
(2巻裏表紙より引用)
【みどころ】
「あら香澄ちゃん、いいじゃないそのドレス。
パーティバッグも大粒のビジューがパンプスと合ってて素敵よ。 スパンコールもいっぱいで、キラキラして可愛い」
「ありがとう泰造くん。いざというときはバッグを投げて、顔から視線を逸らす作戦だよ」
「いざというときってどんなときなのよ……」
(本文P.36より引用)
前巻で、
ブスを拗らせた香澄、相変わらずの自虐が面白い(笑)
自虐してもまわりの人もさらに面白いし優しいので、
この回では和やかな婚礼から一変、
実際にあったお式なのかな?
「(中略)どういう次元のお話をなさってるの?そうではなくて、
ポジティヴな経歴が何も載っていないのが問題です。 特別なことはしていなくても、 社会的地位のある男性なら肩書きの一つ二つは引っかかるものなの に……このネット社会でヒットする功績も、 地位も名誉も何一つない男性と結婚しても、先が見えてましてよ」
(本文P.111より引用)
中途採用で婚礼課にやってきた財前由起子、前職が国際線のCAだ
附属翌日に同僚(年下だけど一応先輩?)
物語だから俯瞰して読めますが実際にこんな人いたら総スカンでし
この性格が災いしてかのちに大事件を引き起こすハメに…これは読
主人公の香澄も至らない部分あっての事件なので、
【感想】
2巻が出ていることを知らなかったので、
前作と比べて波乱の展開が多め、香澄の仕事に対する考え方・
“意識の高いB専”
大好きな仕事、お客様のために、
前作ではしっかりとして見えた香澄も今作では人と自分を比べ、
片時も目が離せませない怒涛の今作も、ぜひおススメです!