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受験に打ち勝つこと、すなわち己に打ち勝つこと…! センター過去問挑戦で、早速の試練勃発!!

『ドラゴン桜2 2巻』三田 紀房(著)モーニングKC(講談社)

【あらすじ】

帰ってきた“東大合格請負人”・桜木建二が立ち上げた「東大専科」。

早瀬奈緒と天野晃一郎の二人の生徒が加入して、東大合格に向けた勉強が始まった。

二人の生徒が手はじめに受けたのはセンター試験の過去問。

現在の二人の学力を分析したうえで、対策を講じるのが目的だったが、二人の生徒の思いもよらぬ行動に、担当の水野直美は大混乱。

いっぽう校内では、桜木の登場以来、「旧校舎派」と「新校舎派」の対立が激化。

学校全体が不穏な雰囲気に包まれていた。

そんな中、「失敗した時は笑え」と突如「東大専科」に響き渡った笑い声。

東大合格の切り札「受験マトリックス」も登場し、物語が激しく動き出す!

(裏表紙より引用)

【みどころ】

「必ず成功させてみせる!」

「東大専科」で早速東大受験対策がスタート!

水野が二人の直属の担当で、いつも一緒に居られない桜木は方針を決める司令塔に。

早瀬、天野は2年生ながらもセンター試験の過去問を受けることに

「自分の力を知ろうとしないヤツに、東大合格はないっ!」

いきなりの宣言に焦る二人だけど、過去問は良問が多く、実力を測るのに打ってつけ、と桜木から強く言われ、直ぐさま受けることに。

5教科7科目を1日で受けるって凄いなぁΣ(-᷅_-᷄๑)

「つまりお前は生まれながらにして幸運を掴んでいるんだ」

センター試験の過去問を受けて、次の日が採点

という時に、

『東大を本格的に目指している高2はもっと余裕で出来るはず…それに比べて自分は全然できなかったし、今後も無理かも』

と結果を知る前に急に投げ出してしまう早瀬。

飽きっぽくそれでいて頑固、無理と思ったら無理と思い込んでしまう早計な性格なのかな?

焦った水野はすぐに桜木に連絡。

その連絡をもらう前に、早瀬の行動を読んで彼女の両親の店であるちゃんこ屋さんを訪ねる桜木。

【恵まれている子どもほど、自らの置かれた幸運な状況に気づかず、不幸になるパターン】

とは?

生れながらにして子が持っている幸運、ピンとこない早瀬だが、そのリアクションが既に恵まれていることを土台に成り立っているとも言える。

「幸せとは……金と健康だよ」

その二つがあったとしても、嫌なことを我慢していたらその限りではないのでは?

と反論する早瀬。

大人の皆さんにはこれがどれだけ尊く有難いことかすぐにピンとくるかと思います。

恵まれている子どもは当たり前に享受しているので分からない。。

「素直に運を利用しろ」

早瀬が恵まれているのは、

  • 体が丈夫で
  • 実家の景気が良いから

だけどそれを認めずに心に封印したままでいると、

現状に満足出来ず

幸せについて追い求め

自分の力で生きていけると思い込み

だんだんと生活水準が下がり

心の空白を埋めてくれるオアシス探し

\自分探しの始まり/

彼女が不自由なく生きられるという幸運は、祖父の代から祖先が汗水流して作り上げてきたもの。

その運命を受け入れ、活かして生きていく事が今一番合った方法だと告げる。

「天野の最大の欠点はメンタルの弱さ」

早瀬が東大を目指すのを辞めると言った次の日、教室に来なかった天野。

彼女の行動に動揺して、彼も東大専科を辞めてしまう事態に。。

戻って採点結果を知った早瀬は責任を感じて泣いてしまう。

しかし桜木は早瀬の時のように自ら説得に行かず、あいつこそ自力で戻らせないと意味がない』と焦る水野に告げる。

誰かの指示ではなく、自分の意思で自分の行く末を選ばないといけない。

天野は自分でも自覚している通り、グズでのろま。

受験も5戦4敗…

二つ下の弟・裕太は物怖じせず飲み込みが早く、要領がいい。

天野がつい影響されてしまう口うるさい母親の言葉も、彼は適当に返事をして流してしまう。

『弟に比べてダメ兄貴…』

と自分を責めるけれど、そんな弟に影響されて彼も動き始める。

「基礎ができていないところを洗い出し スタディサプリを使って徹底的に勉強し直す」

思い直した天野が東大専科に戻ってきた!

改めてセンター試験のチェックをすると303点と早瀬よりも低く、合格見込みも極めて悪い。

【できたところ】【できなかったところ】とを明確にし、スタディサプリの【合格特訓コース】かな?

これと『受験マトリックス』というチェックシートを使って勉強していくことに!

失敗した時は笑え!!!

【感想】

前巻で強烈な印象を残した理事長代理は登場せず、東大専科と教職員のやり取りのみで話が進んでいきます。

あれだけのキャラクターだったので、出てこない方が不安になるんですけど…笑

天野と早瀬のキャラクターも今巻で明らかに。

二人の試験の受け方を見ただけで、どういうタイプか読んでいく水野の成長っぷりが凄い。

卒業生が弁護士として活躍するのみならず、こうして後輩を育てている描写は、彼女を育てた作中の先生でなくとも前作を知っている読者さんは感慨深いものがありそう。

人を育てる楽しさはこういうところにありそうですね。

水野は、「二人が居なくなってしまったら自分の責任問題だ」と考えるあたりがまだまだ自己保身が強いような気がしますが、彼女・彼らの将来の為に焦るという境地に至る描写が今後出てくるのかな

あくまで桜木の弁護士事務所の名声のためという目的で動いている二人なので…ビジネス的に見れば、そういう観点が出てこないような気もしますが。

受験のみならず自分と向き合うという事がどれだけつらくて大変か

勉強自体は【頑張らなくていい】事をスタンスとしていますが、勉強が出来るようになるように、精神面からまず【自分の弱さ】、【狡さ】、【甘さ】自体には向き合っていくので、二人は今後もっと大変な思いをしそうです。

二人の勉強そのものへの取り組み方、また、それによって周囲もどう変化していくのか本当に楽しみです。

次こそは理事長代理が出てきますように!笑

☆3巻は今年の10月頃だそうです。



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