妻という名のナマケモノ!?―妻がオッサンになりました
『妻がオッサンになりました』yasu33yasu3939 (著) 神山 アキコ (イラスト) 単行本(あさ出版)
【あらすじ】
なぜか泣ける人続出中!
夫36歳、妻?32歳、息子5歳
泣いて笑って、やっぱり泣いて…それでも幸せです。
本当の結婚生活が、ココにあります。
■レビューを一部抜粋紹介
・『幸せってこういう日常なんだなぁ~』と気付かされた一冊でした。
・全てにおいてズボラ体質な訳ではなく妻がオッサン化するのは幸せな証。この本を読んで確信しました!!
・最初から最後まで『ある~!分かる~!』の嵐。
絵のタッチと内容がほのぼの系でとてもマッチしていたので読みやすかった
・Facebookで知り合いの中で話題になっていたので読んでみました。
・私んち、見たの?と思うほど、ソックリです。
ーーー結婚10年目40歳男性 愛する妻が日々オッサン化してしまい、悩める夫の視点から描いた夫婦本。
「あるある」
「うちも」
という男性の共感、
「ヤバい、これって私のことかも」
「うちの母親がそうだったから気をつけねば」
という女性のドキドキ感をくすぐるようなネタを15話掲載。
(この本の情報 より引用)
【みどころ】
鈴木家の人々
夫:鈴木典安36歳 168cm62㎏ 中小企業の営業マン
妻:鈴木和歌子33歳 164cm70㎏(付き合った当初は52㎏) 専業主婦
息子:鈴木健太5歳 105㎝22㎏ 幼稚園生
結婚6年目。
子ども1人。
妻(33歳)が、最近、
オッサンにしか見えません。
いったいどうしたら、
結婚当時のかわいい奥さんに
戻ってくれるのでしょうか…。
相談者:yasu33yasu3939(36歳)
(本文p3より引用)
ほんのひきだし。さんで無料公開中につき、知った本作品。
いつまでかは分かりませんが、全話無料公開中という太っ腹っぷりですので、気になる方はぜひ、ご一読頂くのがおすすめ♪
ヤフー知恵袋にて寄せられた相談をもとに、鈴木家の日常として漫画になった本作品。
スポットが当たっているのは奥さんの和歌子さんということで、旦那さん視点のエッセイ。
産前のオシャレで細身な体から、産後たくましい体に変貌をとげ、なおかつオッサン化しているという由々しき事態…!
いったい和歌子さんの身に何が…?
その昔、妻と出会ったとき正直ラッキーだと思った
なぜなら「和歌ちゃんはお前にはもったいないな~」誰もが言うほどカワイかったからだ
(本文p8より引用)
下手に今ダイエットとかしてこの子に栄養が足りなくなったらかわいそうだよね
それに…健太がもっと動くようになったら一緒に遊ばなきゃいけないし忙しくなるから自然にやせられるだろうし
(本文p10より引用)
結婚後、妊娠が分かり仕事を辞め、専業主婦となった和歌子さん。
つわりが明けると食欲が倍増し、モリモリ食べ続け産後も体重は戻らず、完全な産後太り体型に!
妊娠中・産後しばらくは、
- おっぱいをあげていること
- 産褥期などがあること
- 育児で生活が不規則になり疲労感を抱えている
などなどから、ダイエットのタイミングが難しいことは確か。
区切りが良いのはなんといっても卒乳(授乳が終わるタイミング)、もっと早くからダイエットを開始する人も最近は多いようですが、なんとなく目途が立ちやすいですよね(`・ω・´)!
『なぜこんなことに…いや理由は明らかだ』
- 乳離れ前に栄養が足りなくなったら子どもが可哀想
- 一緒に遊ぶようになったら自然に痩せられる
この2つから、しばらく育児に専念しようと決めた和歌子さん。
…そこから5年、子どもも5歳になったものの一向に変わる気配なし。
子どもの相手、家事で体を動かしているはずなのに、太る理由、、、、
摂取カロリーが多すぎるせいだろうとの鋭い指摘!
※私もこれに気づくのに3年かかりました。
ついついね、
息抜き
とか、
ストレス解消
とか、
頑張ったご褒美
とかでね、
食べちゃうんですよね、子どもが寝た隙とかにさ。。
産後、食べ癖とか生活習慣はなかなか変わらない(そもそも太る習慣に気づけない)から、
痩せようとしないと、痩せないんですよね…。
自宅では見せない俊敏な動きだ
これから始まる自分の宴のために張り切っている
まるで獲物を狙うヒョウのような…
(本文p110より引用)
息子の七五三の挨拶に夫の実家へ来た鈴木家。
いつもノーメイク、髪も整えずゆるい服を着ている和歌子さんもこの日はさすがに義両親の手前かオシャレしているが、
料理上手なお義母さんの手料理をたらふく食べる為か、どこかゆるい笑
そして家ではそこまで頑張っていないからこそ、義実家で見せる気遣いや女性的な面にも気付く旦那さん、本当に日頃からよく見ているなぁ(;’∀’)
こうして見てみると初期のものは女の子っぽいカワイイ柄物が多く色もピンク系が目立つが、時代を経るにつれて柄はなくなり色味も消えていく
(中略)
カワイイ妻が絶滅に向かっていくゆゆしき事態だ!
(本文p142より引用)
ママ友の一人が断捨離したことで宝くじに当たったことを知った和歌子さん。
普段から整理整頓が苦手らしく、家は必要とは思えない物が溢れかえっているそう。
翌日、子どもを預けて夫婦で断捨離へ!
そこで分かったのは、クローゼットから出てきた服の数々とその移り変わりよう、そして何より、カワイイ妻が絶滅に向かっていく瞬間…!
きちんと取ってあると、余計にその変貌っぷりに悲しくなりそうな瞬間や笑
『昔のカワイくてオシャレだった妻に少しでも戻したい』
ボーナスが少し多く出たことで決意した旦那さん。
それは、
オッサン化に歯止めをかけるべく、美容関連の物を奥さんにプレゼントすること!
それを一蹴する和歌子さん、旦那さんの気持ちなどつゆ知らず…。
メイク用品、
洋服、
美容院へ行くこと
などなど進める旦那さんと、それを受け止める(?)和歌子さんの攻防やいかに…?
この他にも、
初恋の人に会えるかも!?な同窓会でダイエットに励む妻、
OL時代の妻の友人が家に来る!
妻と花粉症と不審者情報
などなど、オッサン化した妻と家族の悲喜こもごもをぜひ(`・ω・´)!
【感想】
試し読みで気になって即購入!
いや~
…
胸にこう、グッとくるものが…!(;’∀’)
育児中は忙しい&大変なのは確かなんだけど、それを、
自分に手間をかけるのをサボって良い言い訳にしていいはずがないな…と。
こちらの旦那さんの鋭い指摘やひと言が、我がことのようにグサグサ刺さります笑
いやー妻の生態をよく見てる(`・ω・´)!
産後は体型や体重が大きく変化し、ダイエットするタイミングが難しいのは事実。
だけど、専業なら『時間』だけはあるはずなので、スキマ時間を見つけたり家事を効率化しては運動することは実際は可能なんですよね。
※それに気づいてからは⑴お菓子を節制し⑵食事の量の気を使い、⑶こまめに筋トレするようになりました。
家にいる人間が堕落(?)しやすいのは、勤めていた時と違って多くの人に会わなくなったり、旦那さんや家族に対して遠慮がなくなると→ノーメイクや体重増加に繋がってしまうんですよね。
レビューにあるようにそれを、『幸せ』と言うことも出来るし、『だらしなさ』とも言えると言うか…。
少なくともこの旦那さんは元の綺麗な奥さんに戻って欲しいと思っているところをことごとく棄却されているのでそこは可哀想だと思いました(;’∀’)
この夫婦がその後どうなったかとても気になる…!
今日もお読みいただきありがとうございました(`・ω・´)!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません