二度と戻らない青春、募る想いーー17歳の秋はせわしなく
『恋は雨上がりのように 6巻』 眉月じゅん(著)ビッグコミックス(小学館)
【あらすじ】
「橘先輩、こんなところで何してるんですか?」
純粋さゆえの鋭い言葉に、心を揺さぶられつつ、
あきらはクリスマスに向けて店長に対して“あること”
17歳の秋は足早にめぐってゆくーー
(裏表紙より引用)
【みどころ】
大好きだった陸上を離れるきっかけになった、足の怪我。
夢の中であきらの右足の先は、
彼女にとっての怪我は、
『あげるんだよね?その…好きな人に…?』
季節は秋に移り、10月に。
好きな人に手編みのマフラーを贈りたいというユイちゃんに触発さ
『あたしも編みたい!』
と意気込むあきら笑
喜怒哀楽が薄めなあきらが鼻息荒くしてるのかわいい~!╰(*´
『好きになったのがこの人でよかったって…思ってるよ』
マフラー用の毛糸を買って、バイトの時間までお茶する二人♫
ユイちゃんから、片思いの相手を好きになった理由について聞かれ
『落ち込んでいた時に元気づけてくれたから』と答える。
もしも別の人が元気づけてくれたとした、その人を好きになった?
それは分からないけど…彼(店長)
あきらの恋心はあくまで彼女の感性に従っているところがあり、
こだわりの強いあきらが、
『もう 忘れちゃった!』
移動中の電車内でも夢中で編むあきら。
苦戦するあきらに声を掛けてきた女性、
かつては彼女も“好きな人”のために編んだという。
贈られた相手は喜んでくれたのかあきらが尋ねると、
昔の事だから、もうね…と明るく微笑む。
偶然出会ったこの女性は勇斗のお母さん。つまり、近藤(店長)
時を重ねて、
どんなに胸を焦がす日々も、忘れてしまう時はいずれ訪れる…。
あきらのバイト先に一度訪れた他校の後輩・
猛ダッシュ!
あきらが陸上から離れた理由、
走らない理由を知った彼女は、
『どうして走らないのか』
と詰め寄る…。
実はみずきも、あきらと同じく、アキレス腱断裂を経ていた。
訴えかけるようなみずきの強い眼差しに、あきらは…。
『どうしてーーー』
倉田みずきについて、はるかに尋ねるあきら。
京都から越してきた、新人戦200mの記録保持者だという。
『あきらの記録はまだ抜かれてない』
あきらが陸上から離れている理由を問いただすように詰め寄るみず
あきらの思いとは…。
【感想】
バイト先に現れた後輩、倉田みずきによって、
陸上をまた始めるか否か葛藤しているのか、
陸上や人間関係についての展開が多く、
でも!
やっぱり、
恋は恋で、あきらにとってとても大切なものには違いないけれど。
本命(陸上)を埋める為のもの(代替)…という感じがしないでも
雨の降る日に傘を差してくれた相手が店長で良かったと口にするあ
ゆえに、
みずきがあきらをゆさぶるのは、凄い選手だと分かっているから。
そして同じ怪我をしているから。
葛藤するあきらの行く末とは…。
7巻も近いうちに!
今日もお読みいただきありがとうございました♫(*☻-☻*)
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