『来世は他人がいい 1巻』小西 明日翔 (著) アフタヌーンKC(講談社)
【あらすじ】
出会ったのは、ヤクザよりも危険な男。
極道の家で生まれ育った女子高生・染井吉乃。
家庭環境は特殊でも、大人しく平穏に日々を生きてきた。
しかし、婚約者の深山霧島と出会ったことで、
眉目秀麗な優男に見えた霧島の正体は、
ヤクザより恐ろしい男だったーーー!
はみだし者たちが織りなす、
最高にクレイジーな恋物語が開幕!!
(裏表紙より引用)
【みどころ】
「なんかそれってかなり… 気持ち悪くないか…?」
17歳の女子高生、染井吉乃。
極道の家に生まれ育った彼女は、家の宿命よろしく(?)
もちろん最初は拒否していたんだけど、いつの間にか対抗勢力・
同じくヤクザの孫である深山霧島、年も同い歳。
ヤクザの孫であるにも関わらず、学校では人気の様子の霧島…。
見た目も良いし、物腰も柔らかいので、
それだけに、吉乃に対する女の子の目は厳しい。
「俺の顔覚えておいて」
日用品を買う為に夜に外出する吉乃と霧島。
ナンパされた吉乃に、激しい報復を浴びせる霧島…優男だと思って
「人権無視でメチャクチャに振り回されるのが好きなんだ」
ドン引きした態度を出してしまった吉乃に、
対抗勢力である組から美人の孫娘が来ると聞いて期待していたのに
自分のことを滅茶苦茶にしてくれないならせめて、
それが嫌なら大阪に帰って身内に今の話をして欲しい。
回りまわって、抗争に発展したら最高とまで。
コイツ頭のネジ何本抜けてんだ??(`・ω・´)笑
「腎臓片方 400万」
体で金作ってこいと言われて、性を売るのではなく臓器を売ってき
性を売るのも大阪に逃げ帰るのも癪だった吉乃は、
ハッタリかましてご実家から同じ額借りてきたら良かったんじゃ…
吉乃のこの行動は少し短絡的かも?
霧島をアッと言わせたいのかバカなのか…。
だけど関西弁も戻って(東京に来るに従って標準語)
こっちの吉乃の方が好きよ。
「こっちが優位に立ってる心地が全くしない」
吉乃が啖呵を切り自分らしく接したことで、霧島を深く惚れさせて
だけど、相変わらず彼の本心は読めず、
そして本家の三次団体の会長の娘が攫われたらしいということで、
構成員が一人殺され、雲行きが怪しい感じで1巻は終了。
異形な恋物語…なのか?
展開が気になる!
【感想】
正直なところ、面白いと感じるポイントはあまりありませんでした
吉乃が啖呵を切って、
惚れさせて惚れさせてこっぴどく捨てて欲しいような、
これからどんどん面白くなっていくのかな?
アウトローやヤクザ物作品が多い中で、
春の呪いのキャラクターと似た性格やデザインなのも勿体無くて、
これからどうなっていくのか…展開は一応気になります!
2巻早く読みたいな。
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