受験界のスポ根漫画再降臨、落ちぶれた高校を改革するのは生徒自身!
『ドラゴン桜2 1巻』三田 紀房(著)モーニングKC(講談社)
【あらすじ】
「東大なんて簡単だ」
バカで有名な龍山高校から東大合格者を輩出し、
学校の建て直しに成功した東大合格請負人・桜木建二。
2020年教育大改革を目前にしながら、
片腕はかつての教え子・水野直美。
絶大な権力で龍山を支配する女帝・龍野久美子と、
シラけきった全校生徒を前に桜木が叫ぶ。
「大学は東大!東大へ行けっ!」
(裏表紙より引用)
【みどころ】
「龍山の評価はこの事務所の評価でもあるんだ!」
受験というと子どもにばかりスポットが当たりがちだけ、
偏差値30台の落ちぶれた高校を進学校として建て直したはずが、
この年は合格者が0人であったというからその没落ぶりはかなりの
桜木が指導者として高校を離れて、新しい理事長代理が来てから異
「2020年に大学入試制度が大幅に変わるんだよ!」
有志による懇親会で、今年度の進学成績について意見交換を行う教
「東大合格にこだわらなくてもいいのでは?」
「ランクを落としてでも合格圏内の大学を受験させるべきだった」
「早慶立教など人気の私大合格者は増加している」
などなど、複数の教職員から、そもそも東大を目指さなくていいん
あくまで龍山高校の目標は東大合格者輩出校として名を馳せ、
あとたった2年、それまでに受かるまでの実力・
「東大へ行けっ!」
前回のような改革を起こすには学園の経営陣に加わるしかない、
終業式で生徒らに吼えるも、リアクションは薄く…
賢くて冷静でどこか冷ややかな現代っ子をよく表しているシーン。
「なんの取り柄もない役立たずだ!」
何となく生きられる時代は終わったというのに、
それでも反抗したり言い返したりもしない生徒たち……。
しかし、ある二人の生徒の心には小さな火が灯った場面でもある。
全校生徒300人が東大を目指すのではなく、その中で一人、
「東大専科を正式に発足させる」
2年生である早瀬奈緒と天野晃一郎。
きちんと目標立てて努力し続けることが苦手で、
甘やかされて育ったからこそ、自分にも甘くなってしまう事から、
桜木の演説のような喝に、強烈な印象を受けたらしい。
天野は、小さい時から真面目で几帳面な母親に厳しく言われ、
桜木の「グズでノロマ」というセリフに心を決め、
それぞれ、文系と理系を目指すことを命じられた二人。
(東大専科では志望先も決められる。)
学科が異なるにも関わらず、二人一緒に、しかもスマホ(
以前から難関大コース指導として就ていた教職員からは、
考えるな!動けっ!
【感想】
普段よくアクセスする漫画サイトでドラゴン桜2が連載されていて
全シリーズはドラマにもなりましたね、山pガッキー懐かしい…笑
「成功のその先」を描く作品ってそこまで多くない印象なだけに、
今は弁護士となって桜木の片腕として働く水野がいた頃よりも、
底辺からニュートラル、
理事長代理、難関大担当職員、東大専科の生徒たち、
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