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女の子や女の子ママが知っておきたい、この世を渡る超重要生存戦略!

『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』西原 理恵子(著)角川書店単行本(KADOKAWA)

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

【概略】

進学することも、上京することも、当たり前に許される環境じゃなかった。

私の田舎はとても貧しくて、子どもの頃、私の友達は大人たちから本気で殴られていた。

貧しさからくるどうしようもない怒りや悲しみは、暴力になって、一番弱い者にいく。

周りを見回しても、地方のとりたてて何のウリもない町で暮らす女の子がたどる道は、だいたい決まってた。

(中略)

20歳までは、困れば誰かが助けてくれるかもしれない。

でもそこから先は、自分で道を切り開いていくしかない。

若さや美貌は、あっという間に資産価値がゼロになってしまう。

仕事のスキルや人としての優しさ、正しい経済観念。

ゼロになる前にやっておかなければならないことはたくさんあります。

自立って簡単なことじゃないからね。

結婚したからって、そこがゴールじゃない。

相手が病気になることもあれば、リストラされちゃうことだってある。

どんなに立派な人だって、壊れてしまうことがある。

つぶれない会社、病気にならない夫はこの世に存在しません。

そうなってから『やだ。私なんにも悪くないのに』じゃ、通らない。

(はじめに 私が女の子だった頃p8、11より引用)

【みどころ】

☆母と娘のほどよい距離感

●いざという時の5分間ルール。

●娘が巣立つ時、母親の立場は元カレと心得るべし。

ママ友たちにリサーチしたら、どのうちも大変です。

反抗期の娘を抱えたお母さんたちの仕事は、ガマン業と言ってもいいくらい。

(中略)

世のお母さんたちと、わかちあいたいですね。

家族のために頑張って働いてきたのに、なんでこっちが悪者にされなきゃならないのか。

「反抗期っていうのは、心も体も急速に変化している時期だから、本人もどうしていいか、わからない。

中身は高速回転してるのに画面はフリーズしているパソコンみたいなものです。

いまは、子どもを信じて、黙って見守るしかない」

っていうのが、プロのカウンセラーからの教え。

娘にしたら、母親なんて、真っ先に倒さなきゃいけないウザキャラ。

けど、こっちだって、人間ですから。

あんまりひどいこと言われた日にゃ、思わずカッとなって、言わなくてもいいひと言を言ってしまいそうになる。

そんな時の用心にって、先輩ママ友に教わったのが「5分ルール」です。

(本文p31、32、33より引用)

はやくも反抗期に戦々恐々としている私ですが、どうやら大事なのは、

  • いつかは終わる、と、その期間をとにかく耐え凌ぐ
  • 『5分間ルール』を積極的に活用してお互いのダメージ回避

ことのようです!

この、5分間ルールとは元々発達障害を持つ親御さん向けのメソッドだそうで、子どもが言うことを聞かなくて疲弊してしまった際に、お互いの冷却期間を設けるために、『5分間だけその場を離れる』方法だそう。

ついこの間、子どもが駄々をこねて仕方がなかったので早速取り入れてみたんですが、3分でも効果ありました!!(私が)

離れて1分くらいはイライラしているんですが、

2分経つ頃には『一人にして大丈夫かな…』と早くも冷静になり、

3分経つ頃には『もう十分でしょう』と、待ちきれずに泣きわめく子どもの元へ行ってしまいました。

手を上げたり声を荒げたりしないための防御策だそうなんですが、効果は十分!

本当に人の怒りって長続きしないんですね…身をもって体感しました。

思春期の子ども相手ならもめ事の際に1人にしてはダメってことはまずないだろうけど、言わなくても良いことを言ってしまって傷を作るよりかは、積極的退却方法として使っていきたい。

それから、

『母親の立場は、女友達どころか、元カレ』なんだそう(`・ω・´)

子どもからしてみれば、親の手を離れて新しい物事や夢に歩き出そうとしているのに、今までの感覚(小さい我が子のイメージ)で寂しさからすがったり、未練がましくすれば更に拗れたり嫌われたりするのがオチ。

親の手はもう必要なくなろうとしている

っていうのは本来喜ばしいことで、親からすれば、『えっ!もう?』と思ってもその勢いは止められないですもんね…。

子どもの親離れに合わせて、親は子離れするのが大事!だそう。

肝に銘じたい…(寂しいが)

☆自立の基準と、それが意味するもの

●家賃と月収は、自立のバロメーター。

若い時って、とにかく気持ちばっかり焦って「学校やめてコンビニで働く」、将来が見えないととりあえずそれが一番てっとり早いような気がしてしまう。

でも高卒認定もなかったら、今のご時世、コンビニで雇ってもらえるかどうかもわからない。

時給800~900円としても、月に20万稼ごうと思ったら、どんなに大変か。

お金のハナシを考え始めると、夢だとか将来とかフワフワしていたものが、とたんにシビアな現実になる。

(中略)

最低限、家賃だけは自分で払わないと。

そう思うからこそ、カツカツの生活でも頑張れるわけで、最初から家賃の分さえラクをしようと思っちゃったら、スタート地点を抜け出せない。

まして、男のところに転がり込んで、働かなくなっちゃったら、あとは落ちていくだけ。

自分の足で歩くことを放棄したら、誰かに依存するしかなくなってしまう。

いいですが。最低限の家賃4万円を、男とシェアするべからず。

ひとり暮らしの家賃とそれに見合う月収っていうのは、自立のバロメーターです。

(本文p59、63より引用)

親元を離れてすぐ、(というか初めから)男の人を頼ったり、自活していてもしょうもない男の人とダラダラ付き合ったり…というスタートはよろしく無いそう。

西原さんもこれらを経験して貧乏がさらに加速したり、さもしい心根の恋人を捨てられずつらい思いをしたんだとか。

男の人の1人暮らしと違って、女の子の1人暮らしは↑こういうのが簡単に叶ってしまうから危険ですよね( ;∀;)

寂しい(雰囲気を醸し出している)女子を世間は放ってはおかない…!

親が仕送りをしていれば変な男の人と関わる危険性は低くなるのかな…?

この辺は親の監視とかお金で解決というよりは、自尊感情を養う過程を育む方が大事そうですが。

親元を離れ、好きな土地に住んで好きな仕事をする、と決めた以上は、生活水準を自力で守る、というのは大事な経済観念かも知れません。

あんまり厳しい境遇に置いたらそれこそ挫折したり、水商売を始める踏ん切りをつかせてしまいそうで、親としてはさじ加減が難しいところですが。

まあ失敗もすべて成功のもととどんと構えたいところ!

西原さんも、月収が30万を超えたことでゆとりのある部屋に引っ越したり、無職の恋人とも別れられたそう。

自力で生きる力を身に着けると寂しさを克服したり、経済観念がまともになったりするんだ…!

☆大人になるって、どういうこと。

●大人になるって、どういうこと。

あぐら鼻がしっかり遺伝したから言うわけじゃないけど、娘も、間違いなく、とんでもないはずれクジをつかむような気がする。

そこでそのダメな男と心中するか、それともダメな男を踏み台にして、面白いところだけちゃんともらって、上にあがれるかどうかは、彼女の持って生まれたもの次第でしょうね。

でも、どんなことになったとしても、やっぱり彼女も働いてなんとかするんじゃないかって、そこは信じてるところがある。

ダメな男とつきあってもそれを学習してね(でもすぐ別れてね)。

そうすれば、優しい人のありがたみがわかるから。

「天下とるぞ」って言うなら、自分でやれ。

糟糠の妻にはならないこと。

彼の夢を支えるんじゃなくて、自分の夢をかなえてください。

(本文p94、95より引用)

一貫して、『自分の力で生きていくこと』というメッセージを子どもに、そして読者に送り続けている西原さん。

人生を人任せにすることの危険性をヒシヒシと感じました。

変な男の人と関わってしまっても半分くらいは自分のせい、

お金が問題で別れられないなら自分に稼ぎが無いせい、

寂しさから別れられないなら人生を充実させてない証拠、

誰かや何かの所為のように見えて、自分でコントロール可能なことっていっぱいありますもんね。

自分だけでも生きていく力があれば、何かあった時にぶれないし、必要以上に被害者意識を抱くこともないはず。

そういう、問題がすべて自分に帰結する価値観が大事なのかも知れません。

  • 自分の現実を見つめる方法
  • 女の子の人生にはタイムキーパーが必要
  • プライドなんかで飯が食えるか
  • 夢をつかむことより、たとえ夢破れても、そこから立ち直ることの方が大事。

などなどの熱いメッセージ、それからフィリピンパブで出会ったとある賢い母娘のお話など、知っておきたい処世術が満載。

【感想】

著者である西原さんからのメッセージは、

  • 一芸を身に着けようとすること
  • それか高学歴であること

であると、この本から感じ取りました。

なぜそれが大事か、結婚やなにかで、もししくじったとしても、それらが命綱になるから。

若い女の子は若いというだけで素晴らしく価値があり、生きていく術があり…

でもその価値ってびっくりするくらい速く、そして年々目減りする。

結婚して、相手がまともだったとしても、自分自身のスペック(市場価値)が低い、子持ち、それから配偶者の会社が傾くとか病気になるとかでも、家庭が壊れるリスクがある。

そういう、経験した人じゃないと語らないような、もしくは教科書にはまず書いてないような世の中のB面とも言える現実を、『転ばぬ先の杖』的視点で教えてくれます。

願わくばこんな本を10代のうちには読みたかった…と思える、シビアで熱い女の人生論。

10代くらいの子でも読めるだろうし、30代の私にも物凄く響いた本なので、何かを始めたい、何か行き詰っている人にはかなりおススメ。

こういうスキルというか処世術って、知ってる人は知ってるし、代々身に着けてきたものとかだと思うんだけど、貧困の生まれであるとか、環境によっては本当に知らないまま大人になったり子どもを持ったりしてしまうから不幸が連鎖するんですよね。

西原さんの生まれ育ったところに近い環境にいた身としては、この連鎖を断ち切りたいところだし、本当に読んで良かったと思っています。

こういうことを真剣に教えてくれる人って中々居ない…。

語り口が淡々としているので、説教臭くないのが凄い。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

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