『復讐の未亡人 1巻』黒沢R(著)アクションコミックス(双葉社)
【あらすじ】
復讐は気持ちがいいーー
とあるIT企業に勤務する、有能な派遣エンジニア・鈴木蜜。
彼女がその会社に潜り込んだのは、隠された理由があった。
夫を追い詰め、自殺に追いやった者たちひとりひとりへ、
気鋭の作家・黒沢R、渾身のSweet revenge story!
(この本の情報より引用)
【みどころ】

黒沢R:復讐の未亡人 1巻(双葉社)
「斎藤さん…徹夜ですか?」
眼鏡をかけた男性・斎藤に話しかけるのは本作の主人公、鈴木 密。
IT企業で働く派遣社員。
開発部所属。
金髪か、それに近い明るい髪色でショートヘアの、
恐ろしく仕事が出来るため、職場では『派遣の女神』とも呼ばれて

黒沢R:復讐の未亡人 1巻(双葉社)
「あんたのやってる事は 不当行為じゃないんですか!?」
密の所属する部署の課長は、『創業者一族』の一人。
縁故で配属出来ているようなものなので…無能でも役職がもらえた
そんな彼らに刃向かう者は部署ではほとんどおらず、
唯一意見するのは嫌われても構わないという、正義感の強い斎藤く
そして無能課長が口にした『鈴木優吾』という男性こそ、
職場の人間や仕事量に忙殺され命を絶った、密の夫である。

黒沢R:復讐の未亡人 1巻(双葉社)
「死ぬより もっと辛いめに遭わなきゃ」
『陽ちゃん』と呼ばれる男性は密の協力者で、
二人とも、復讐する相手の見当はついているようだ。
斎藤と言い合いになり、次第に体調の悪くなる課長を介抱する密。
薬か強壮剤か、課長に含ませてsexに応じ、
夫を死に追いやった相手を憎んでいるのかその状況を楽しんでいる
陽ちゃんからは、『殺す相手を悦ばせてどうする、変態が』と吐き

黒沢R:復讐の未亡人 1巻(双葉社)
「ごめん…断れなくて…」
二人目の獲物、古武一也。
彼も縁故入社の一人で無能、叔父が同じ部署にいる。
しょっちゅう仕事を周りの人間に押し付けてはサボってばかりいて
優吾の携帯電話にしょっちゅう名前の表示されていた古武のことを

黒沢R:復讐の未亡人 1巻(双葉社)
「それに私は強制した訳じゃないし…」
三人目は、板橋かおる。
課長、古武は威圧的に優吾を苦しめ続けていたが、
優吾が亡くなった後は、
相棒、陽ちゃんが、復讐の強度を弱めようとするものの、

黒沢R:復讐の未亡人 1巻(双葉社)
「蜜さん 俺の秘書になってよ」
社員食堂でその美しい容姿から存在を社長に知られた密。
ランニングコースが一緒になり、
密の存在を良く思わない企画部の取り巻きの一人、佐伯 麻穂が密を牽制するもすでに社長は密に夢中の様子。

黒沢R:復讐の未亡人 1巻(双葉社)
「この前田を使って佐伯は 気に入らない奴を排除していたらしい」
社長に気に入られた事を理由に、
仕様変更を明日までにと詰め寄ってきたり、早速始まる嫌がらせ…
佐伯の交際相手がまた厄介な存在で、
女相手でも関係なくボコボコにされ、
佐伯が異性関係で窮地に立たされた際、
ある日怪我をして帰宅した優吾を不審に思った密の中で、

黒沢R:復讐の未亡人 1巻(双葉社)
「もしもしあつし君?今夜8時」
前日、急な仕様変更で迷惑をかけたお詫びという名目で密を夕食に
もちろん例の彼氏も同行させて、暴行するつもりでいる様子。

黒沢R:復讐の未亡人 1巻(双葉社)
「密さん あなたは何者なんですか?」
手違いから、取引先にウイルスメールを送ってしまった板橋。
斎藤に同行された謝罪の帰り道、職場を去る事を決意する。
そして、課長、古武、そして自分と、
仕事がとても出来る優吾が去った後の職場に現れた密に対して、
密の返答は…?
社長との関係、
佐伯との関係、
そして密と洋史の過去、
復讐の行く末と結末は…?
復讐って、気持ちいい…
【感想】
黒沢Rさん、女性ながら内外ともに艶かしい女性を描くので、
『女性ながら』は差別的かしら…
でも魅力や美点を表現するに、何となく男性目線を感じていて…男
しかもなんと人妻らしいです笑
『復讐の未亡人』、
キャラクターやエピソード、それから構図なんかも好きで、
タイトルと表紙からして、『美しい未亡人が復讐するんだろうな』
思っていた以上に残酷で、なおかつエロいのは、
黒沢Rさんの著書はこれが初めてなんですが、
『復讐の未亡人』に関しては続刊が出ているので、近いうちに!
既刊リンク
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