最新のデータで判明した、効率の良い育児方法

2017-09-15

『いまの科学で「絶対にいい! 」と断言できる 最高の子育てベスト55―――IQが上がり、心と体が強くなるすごい方法』トレーシーカチロー(著)鹿田昌美(訳)ダイヤモンド社

【概略】

※本書は妊娠中から使えて、新生児~未就学児のお子さんを持つ親御さん向けです。

大事なことなので一番最初に。

 

本書に記載されている通り、著者は脳科学や育児発達の専門家ではなく執筆歴15年のジャーナリスト。

自身の育児体験から、「科学に基づく実践的な育児データ本」があったら…と願い発刊に至ったそう。

親になって思いますがやっぱり皆悩みは共通しているんだなぁということ。

 

育児本はこれが2冊目ですが、めくるページごとに学びや発見の連続で、知的好奇心&簡潔な文書構成から集中してサクサク読めます。

 

【みどころ】

「子育てにおいて本当に大切なことは、シンプルです。
一緒にいるときにたっぷりかまってあげる
たくさん話しかける
きっぱり、かつ温かく躾ける
たくさん抱きしめる
そして、たくさんの睡眠を取らせてあげる。」
(本文P.7より引用)

序章にして結論。

子どもをきちんと育てたいと願う親は多くても、何が正解なのか(より好ましいか)関わり方に疑問を抱える方も多いはず。

そんな思いに対して、「まずは親自身が子を信頼し、愛を育む姿勢を」と思わせてくれる著者のメッセージ。

知育にひた走る前に…

子を一人の人間として愛し、信頼関係を築く重要性を、常に念頭に置かなければいけないと感じました。

 

個人的に、より実践的だと感じた項目をまとめると、

  • ほっとする「匂い・音・動き」を与える
  • 歌いながらのマッサージは最高の気分に
  • 「ベビーサイン」で会話する
  • 「ポジティブな言葉」を増やす

特に「ベビーサイン」はとても興味をそそられて、最寄りの商業施設へ子どもと受講しに行った程です!

 

「おしゃべりの出来ない赤ちゃんが要求を伝える方法がベビーサインです。
まずは親が、赤ちゃんに関連したいくつかのサインを覚えましょう。
(中略)こうすれば、赤ちゃんは言葉が始まる何ヶ月も前から要求を伝えられます。」
(本文P.78より引用)

ベビーサインの効能は、

  • 喋ることの出来ない赤ちゃんとコミュニケーションが取れる
  • お互いのイライラや行き違いが減る
  • 赤ちゃんの問題行動を抑止出来る

というもの。

調べていただくとやり方は出てきますし、実践している親が撮った幼児の動画もネットにはあったりするので、興味のある方は是非。

子どものことを分かりたいのはもちろん、効率的に育児をしたいと思う欲求があるので、こう言うものが世の中にあるんだと知れたことは大きいです。

 

【感想】

新刊棚に面陳(表紙を面にして陳列されていること)されていたので、子どもも生まれたことだし…と軽い気持ちで手に取ってみました。

表紙の子の年齢の感じから小学校からの育児本かなと予想していたらまさかの生まれる前から使える本でびっくり。

ひと通り読み終えて、もっと早く知りたかったなぁと言う思いと、これからでも間に合う様に、生後間もない子どもに対して色々行ってみたいと興味をそそられる一冊。

ネットの感想で幾つか目にしたのが、既に6歳以上のお子さんを育てている方、あまねく育児本を読まれている方には目新しい情報はないとこの事…。

世に流布する育児関連情報をざっと知るには有効なのかも?

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

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